阿達雅志の発言 (憲法審査会)
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○阿達雅志君 自由民主党の阿達雅志です。
参議院の在り方に関する自民党における議論、考え方については先ほど愛知治郎幹事が述べられたとおりでありますが、私も二院制は維持すべきであると考えます。
まず、参議院は衆議院のカーボンコピーということがよく言われますが、私は断じて参議院は衆議院のカーボンコピーではないというふうに思います。それは、参議院に関する制度が全く異なるために、やはり参議院と衆議院でカルチャーが異なっていると。具体的には、被選挙権が三十歳以上である、衆議院の定数の半分である、六年の任期がある、それから議決における様々な規定があるということですが、やはり一般論としても、少ない人数が同じメンバーでより長期間にわたり議論をする、このことによる議論の継続性、それから議論の中身の深掘り、これは明らかに違うのではないかと思います。
そういう意味で、民主制において、よく民主制というのは民意の反映とともに民意の統合のプロセスがあるんだということを言いますが、衆議院が民意の反映という意味において重点があるのであれば、参議院というのは民意の統合という点において非常に大きな部分があるのではないかと思います。
特に、衆議院が総理を選出することができる、議院内閣制においては、やはり衆議院と政府、ここが特に民意を反映して動いた場合に、より慎重な審議を行うためには、参議院での議論、これが欠かせないものではないか、こういうふうに思います。その意味で、二院制というのは今後とも維持すべきであろうと。
その場合に、やはり投票価値をどういうふうに考えていくか、これはもう一つ重要な点になろうと思います。もちろん、憲法の枠内で考えていかないといけないわけですけれども、やはり選挙制度については、地方行政の単位が今都道府県である以上、この都道府県代表というものについてできる限りのことを考えていかないといけないのではないか。今回の法律改正はありましたけれども、やはり地方の声をどういうふうに取り込んでいくか、これは今後、地方分権、それから地方の時代ということを考えるに当たってできる限りいろんなことを考えていかないといけない。これは、憲法改正あるいは道州制の導入も含めて、やはり我々として、参議院として特に考えていかないといけないのではないかというふうに思います。
以上で終わります。