2015-03-04
参議院
小峰隆夫
国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会
小峰隆夫の発言 (国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会)
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○参考人(小峰隆夫君) 金融政策について、出口についてお話しする前に、今、平木先生の方から、私、金融政策の異次元緩和をやるべきではなかったというわけではなくて、私の意見は、オーバーコミットメントだったという意見です。つまり、二年間で二%というのは約束のし過ぎであったと。それから、できそうもないときはちゅうちょなくやるというのも、これも余りにも約束し過ぎているので、それが足を縛ってしまっているという意味です。
今の御質問ですけれども、出口はやがて必ずやってきますので、私はなるべく早く出口の議論を始めるべきだというふうに思います。これは幾つかステップがありますが、今アメリカが日本に先行してこのステップを歩んでいるわけですけれども、まず出口の議論を始めるというアナウンスメントが必要になりますが、これは出口の議論を始めるわけですけれども、この段階で恐らく今まで出口の議論はしていないということになっていましたので相当なショックになりますので、金融政策の方針が将来、現実に変わり得るというアナウンスメントをすることになりますので、この時点で恐らくマーケットがどう反応するかというのが第一のリスクになると思います。場合によっては、長期金利がこの段階でもう上がってしまうということも十分考えられるということですね。
次は、今度は国債の買入れをだんだん縮小していくということが必要になります。それから、やがてこれが、買入れの縮小をやめて、量的緩和をやめて、今度は金利を徐々にゼロから引き上げていくということが必要になるわけですけれども、そうするとこれは、長期金利はこれは確実に上がってきますので、これがどのくらい上がるのかというのがまた大きなリスクになりますし、それから、その段階で国債の金利が上がりますので財政に相当大きな負担がある。ただでさえ財政再建が厳しい中で、これまでのところは財政の債務残高が増えていっても国債金利が下がっていましたので、債務の支払、償還費とか利払い費そのものは減ってきていたわけですけれども、これからは、金利が上がりますと、財政再建をやって債務を一生懸命減らしても金利が上がるので利払い費が増えていってしまうという状況になりかねないということで、財政にかなり大きな影響が及ぶだろうということですが。
最後に、これが日銀のバランスシートを毀損する可能性があるということですが、これは日銀、大量の国債を持っていますから、これが大幅に値下がり、金利が上がって値下がりすれば資産サイドが大幅に減少しますから毀損するということですが、そのままずっと持っていればやがて償還されますのでいつかはなくなるんですが、現在の異次元緩和で残存期間の長い国債を持つということをやりましたので、これは相当時間が掛かるので、ずっと持ち続けるというのはなかなか、余りにも長く持ち続けるので、これはこれで相当難しいのではないかということですので、その段階で毀損したときに日銀が債務超過になったときには、これ今ルールがないというふうに理解していますけれども、これはやはり財政で救うしかないので、これも財政の負担要因になるということで、そういったもろもろのリスクが、次々に難しいハードルが控えているということだと思います。