小峰隆夫の発言 (国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(小峰隆夫君) まず、定年制についてですけれども、私は、本来、なるべくこれからは柔軟な働き方、流動性の高い労働市場というのをつくっていくことが必要だというふうに考えております。そういった観点からは、我々はどうしても、ずっと続いてきたものですから定年制は当然ある、それから退職金も当然もらえるというような前提で物事を考えるのですが、よく考えると、これは二つとも人為的な制度ですからなくてもいいということで、ない制度設計というのもできる。
 例えば、アメリカでは、定年制は年齢差別禁止法に引っかかりますので定年制はないということですので、日本も私は特定の年齢になったから辞めなければいけないという定年制はない方がいいというふうに思っています。ただ、そのためには、基本的には同一労働同一賃金的なものにしていって、さっき私が申し上げたメンバーシップ型からジョブ型、つまり、一人一人が自分の能力、専門分野を持って、その専門分野を生かしながらキャリアアップをしていくという働き方に変えていくというのとワンセットでやらないとなかなか難しいのかなというふうに思います。
 それから、福祉の問題ですけれども、私は、やはり先ほども申し上げましたように、これからは財政の問題もありますし、成長戦略との関係でも、企業負担の問題等もありますので、社会保障をより効率化していくということが必要だと思います。これは国民一般の意識と相当ギャップがある問題で、世論調査なんかを見ますと社会保障をもっと充実してほしいという声ばっかり出てくるんですけれども、本当に求められているのは効率化である。
 これは、簡単に言うと、給付をもっと削らないといけないということで、なるべくこれを本当の困った人に給付が行くように、例えば高齢者は全て弱者ではないとか、それから中小企業は全て弱者じゃないとか、そういう本当の弱者に必要なお金が効率的に回るような意味での効率化というのを進めていくことが必要だというふうに思います。

発言情報

speech_id: 118914332X00220150304_037

発言者: 小峰隆夫

speaker_id: 13495

日付: 2015-03-04

院: 参議院

会議名: 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会