山谷えり子の発言 (災害対策特別委員会)
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○国務大臣(山谷えり子君) 日本列島における主な火山の活動状況等について御報告いたします。
まず、口永良部島について、今回の噴火により、身一つで島を離れて不便な避難生活を強いられている被災者の方々に対して心からお見舞いを申し上げます。
口永良部島では、五月二十九日の噴火直後、地元屋久島町から全島に避難勧告・指示が発出され、町、県のほか、警察、消防、自衛隊、海上保安庁等の関係機関が連携して迅速な対応を行い、当日夕方までに在島者百三十七名全員の避難が完了しました。
政府としても、噴火直後から、関係省庁災害対策会議の開催、赤澤内閣府副大臣を団長とする政府調査団の派遣、政府現地連絡調整室の設置等により、一時帰島に伴う安全確保や仮設住宅の提供等について、町、県と一体となって取り組んでまいりました。
また、六月十三日には、総理が被災状況を把握するため屋久島町を訪問し、鹿児島県知事、屋久島町長等と意見交換を行うとともに、避難所を訪れ、避難状況の聞き取り、激励を行っております。
依然として火山活動が高まった状況が続いており、避難生活の長期化も懸念されています。引き続き、火山活動をしっかり監視して正確な情報提供を行うとともに、避難された方々の生活支援、風評被害対策などについて、地元の自治体とも連携し、関係省庁一体となって全力を尽くしてまいります。
大涌谷周辺については、五月六日に噴火警戒レベルが二に引き上げられ、地元の箱根町では直ちに大涌谷周辺の避難指示、立入り規制等の安全対策を実施しております。噴火した場合の影響は大涌谷周辺とされており、引き続き、地元自治体と連携して安全対策に万全を期すとともに、正確、迅速に情報発信してまいります。
御嶽山噴火災害については、六名の方が依然行方不明となっており、地元の長野県、岐阜県では、梅雨明けの捜索再開に向けて、六月十日、火山灰等の状況等を把握するための調査隊を派遣しています。捜索再開時には、地元からの要望に応じ、政府としてもできる限りの支援をしてまいります。
蔵王山については、四月十三日から火口周辺警報が発表されていましたが、昨日解除されました。現在、地元自治体において、蔵王エコーラインの開通に向けた準備を行っているところです。
浅間山については、六月十一日に噴火警戒レベルが二に引き上げられ、現在、山頂火口からおおむね二キロメートルの範囲を立入禁止し、安全確保を行っております。なお、昨日、ごく小規模な噴火が発生していますが、僅かな降灰が確認されているにとどまっており、噴火警戒レベルの変更はありません。
桜島については、平成二十二年十月十三日から噴火警戒レベル三が継続しており、現在、昭和火口及び南岳山頂火口から二キロメートルの範囲を立入禁止しております。本年五月八日には、昭和火口において爆発的噴火が発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が三合目まで達するなど、現在も活発な噴火活動が継続しています。
我が国は、多数の活火山を有する世界でも有数の火山国です。昨年九月に発生した御嶽山の噴火災害も教訓にしながら、今後も引き続き火山防災対策の強化を図ってまいります。