大門実紀史の発言 (財政金融委員会)

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○大門実紀史君 大門でございます。
 普通、参考人質疑のときは立場の違う方を並んでもらうのが多いわけですけど、今日は、どういうわけかお二人とも財務省と同じ立場ということで、ちょっと質問しにくいところがあるんですけど、実は先日、財務省当局とこの議論をやったものですから、ちょっと同じような話になってはつまらないと思っているんですけれども。
 御指摘されているのは、AIIBに最初から参加しなかったことは正解だった、中国の意図がまだ分からない、不審な点がある、今後、ただ、AIIBが本当にアジアのために、国際金融投資のためになる機関ならば、それを見極めて参加する選択肢も持つべきだと、大体こういうことをお二人とも共通しておっしゃっているんですけれども。財務省とも、この前言ったんですけど、そんなことはほかの国だって同じように考えるはずだ、にもかかわらず何で五十七か国も参加したのか、じゃ、ほかの国はみんなよく考えないで短絡的に参加したのかと、そういうことをやったんですけど、同じことを聞いても仕方ないので。
 あと、もう一つは、私は何かバスに乗り遅れるなと思っているわけじゃないんですけれども、もっともっと戦略的に、入らないなら入らない、入るなら入る。恐らく、中国の意図は、もう河合参考人の資料にもはっきりしていますし、自ら公言しておりますから、意図ははっきりしているんですね。ところが、五十七か国が参加すると。これ、十何か国なら別ですけど、五十何か国も参加すれば、そんなに中国が中国本位でやれるわけないし、そうさせないと。やっぱり国際機関ですから、共同の利益を追求して共同のルールというのを作ろうと思ってみんな入っているわけですね。そんなことから考えると、何かもうテクニカルな、何が心配だから、あそこはそうだから、出資比率がどうだとか、そんなことばっかり御議論されていて、何かそういう議論なのかなとちょっと思うところがあるわけです。
 ですから、せっかくですので、財務省と同じようなやり取りしても仕方ないので、要するに、これからのアジアを日本はどうしていこうとしているのか、中国とどういう関係をつくろうとしているのかと、そういう大きなところが定まっていないものですから、細かいテクニカルなことばっかり、心配だ何だ、不審だとかやっているんじゃないかと思うんですよね。
 昨日たまたまBSを見ていたら、自民党の二階総務会長が中国に三千人の民間人を連れていかれて、習近平さんも熱烈歓迎の演説をやって、それがテレビであれだけ流れたのは初めてじゃないかと思うんですけれども、なかなか中身すごいなと思いました。
 二階さんが言われていましたけれども、細かい話じゃなくて、これから中国と日本がもっと力を合わせてアジアのことを考えていくとか、その大きなところが定まっていない、定めなきゃいけないと。私はまさにそこが問われている話で、一個一個その機関がどうのとけち付け合っているような話じゃなくてと思って、二階さんの言うことはそのとおりだなと思って見ていたんですけれども。
 どうなんですかね、もっと大きな話として、日中関係といいますか、日本は中国とどういうふうにやっていくべきなのかという点でお二人のお考えを聞きたいというふうに思います。

発言情報

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発言者: 大門実紀史

speaker_id: 16551

日付: 2015-05-28

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会