稲場雅紀の発言 (政府開発援助等に関する特別委員会)
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○参考人(稲場雅紀君) ありがとうございます。
基本的に、荒井先生がおっしゃるとおり、日本の援助というものはこれまでのところ高く評価はされていると思います。
その上で、私はNGOの立場から申し上げますと、基本的に日本の援助というのは、これまで政府間の援助、なおかついわゆる箱物の援助というものがやはり多かったということですね。その点で考えますと、特にグローバルな意味での市民社会だとかNGOということに関して言えば、日本というのは必ずしも顔が見えないということになってしまっているわけなんですね。やはり、ある種箱物援助で、なおかつ政府間ということですので、市民社会に光を当てる、あるいは市民社会のところに外務省の方々が例えば何らかの会議のときにちゃんと連携を取ると、こういうところに関しては実はかなり弱いわけなんですね。
ですから、そういう意味合いでいうと、これまでのやり方に加えて、どういう形で国際的な市民社会に対して日本の顔が見えるようにするのか、ここのところを是非加えてほしいなというふうに思っております。
あともう一点、いわゆる政策の面で、いろいろ政策というのが出てくるわけですね。先ほど人間の安全保障の話もしましたけれども、いわゆるグローバルなところに通用する政策、例えばSDGsというのを打ち出したのは、実はこれ、提唱を始めたのは中南米のコロンビア共和国の外務省なんですね。今はそういうような形で、新興国、特にある種マイナーなような感じの国が実はどんとSDGsをやろうと打ち出して、そして国際的なパートナーをつくって主流化するみたいなことが意外とできてきているんですね。そういう意味合いでいうと、政策で何を打ち出すのかということに関して、より外務省等が頭を使う必要がある、このように思っております。
以上です。ありがとうございます。