礒崎哲史の発言 (東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○礒崎哲史君 おはようございます。民主党・新緑風会の礒崎哲史でございます。
先日の大臣所信に対する質疑ということでさせていただきたいというふうに思いますが、四年が経過をいたしました。復旧から復興にこれまで本当に御努力をされた、御尽力を尽くしてこられた全ての関係者の皆様には本当に頭が下がる思いでもありますし、何よりも、今でもまだまだ九万人に近い方が仮設住宅暮らし、こういう状況にもございます。何よりも、被災に遭われた御本人たちが今も復旧に、復興に向けて頑張られている。私も一議員の立場として是非この人たちを後押しをしていきたい、そんな思いで今後もこの委員会、様々な論議をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
先日の所信の中でも大臣触れられておりました。昨年の九月に就任して以来、もう二十三回被災地に入られたということでございます。半年間の間でございますので、業務多忙の中での被災地の視察ということで回数重ねられてきたことには私も頭が下がる思いでありますし、何よりも現地を見られた大臣だからこそ、この四年間で復旧復興が進んできたということと同時に、様々な進んでいるところと進んでいないところの差であったり、様々なスピードの違い、そうしたものが御自身で肌に感じてこられたというふうに思います。
是非、大臣におかれましては、今後もやはり現場主義という考え方、これを第一に、責任者としてのリーダーシップを発揮していただければなというふうに思います。
私もまた、先日になりますけれども、これはいわきの方に入ってまいりました。少し時間を確保して、実際に被災に遭われて今いわきの方でお仕事をされている皆さんとじっくりと話をしてきたんですけれども、ある方が、この方は元々お住まいは大熊だったんですね、大熊に住まわれて、富岡の方に仕事場がありまして通われていた。当然、仕事場それからお住まい共に今は使える状況ではないという形になります。今いわきの方で既に仕事をされておりますので、生活自体は元に戻りつつあるということでございます。
ただ、もう御案内のとおり、四年たちますが、大熊、特にその方の御自身の住所、御自宅の周りというのはまだ除染のめども立っていないという状況もあると。当然御自身も、もう今すぐ戻るというのは無理だよなということはもう重々、重々分かっているんですけれども、やっぱり時折無性に帰りたくなるというんですね。無性に帰りたくなると、分かっていてもそういう気持ちになる。そういう気持ちを引きずっている自分からすると、やっぱり復興は進んでいないんですよねとも言われていました。もうこのお気持ちは本心だというふうに思います。
ただ、その一方で、ある方は、この方は原発とは違うんですけれども、津波で家を流された方でありました。いわき市の方です。避難生活中はやっぱり塞ぎ込むことがすごく多かったんだけれども、今は仕事が見付かって、前向きに少しずつ自分としては歩みを進められているというふうな実感を、日々日々ですけれども、少しずつ積み上げていると。そういう意味では、平穏に暮らせるということが少しずつですけれども幸せを感じ始めている日常を送っています、こういう方もいらっしゃいました。
自分の中でそういう光を見出している方もいらっしゃいますし、まだまだ引きずられている方もいらっしゃいます。是非こうした気持ちも大切にしながら復興を進めてまいりたいというふうに思います。
この気持ちというところの観点で一つ質問させていただきたいと思います。
所信の中で、心の復興事業という言葉がございました。今の状況を踏まえて、今後、一月に被災者支援総合対策、これを基にして様々な連携を取りながら新たなコミュニティーの形成支援と、こういうことを進めていくということでお話がございましたけれども、当然、新たなステージという言葉も先ほど使われていましたので、今まで仮設住宅だったところが新たなお住まいに移れば、そこでのコミュニティーというのは不安も抱えるというふうに思います。また、その一方で、そういう住まい含めて様々な変化があるというのとは違って、そもそもやはり被災のときの思いが今も引きずって、いわゆるメンタルであったり、PTSDと言われている状態にあって、今もそういう心の病で苦しまれている方もいる。
やはり、いろんな心の支援というのは私必要だと思っております。今回、所信の中で心の復興事業というところ触れられておりましたので、改めて、お考えの部分の心の復興事業とは具体的にどんなところをイメージされているのか、それと、今私が後半申し上げました、新たなステージというよりも前々から引きずってこられている方もまだまだ多くいらっしゃる、その方たちへのフォローとして何か新たなものがあるのかどうか、その点についてまずは確認をさせていただきたいというふうに思います。