荒井広幸の発言 (本会議)
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○荒井広幸君 足立議員にお答えをいたします。
二ついただきました。
まず、選挙制度協議会においては、二倍を超える最大較差について自民党以外は許容できないという結論であったにもかかわらず、なぜ提出案の較差は許容されるのかという考え方についてでございます。
これは、議員各位御存じのとおり、最終的に議長の下での検討会、最後の二回の段階で、それぞれ自分たち党の持っている案を一旦は脇に置いてでも合意しようと、各党会派がそのような気持ちでこれを言葉に出したんです。ですから、まずはみんなで合意をしていくというところを皆さんと努力をしてきたわけでございます。
選挙制度の改革については、御案内のとおり、衆議院議員選挙制度において衆議院は第三者委員会に委ねております。しかし、私ども参議院は、本当にそれぞれ当事者の皆さんを含め、各党各会派、身を切るような本当の思いで二つの案としてやっとここまでまとまってきているということは、私は、自ら判断をする良識の府参議院として高く評価できるところだと考えております。
その上で、最高裁判決を踏まえまして、単に一部の選挙区の定数を増減するにとどまらず、制度上、合区に踏み切ることで較差を二倍台に抑えた今回は大改革と言えます。先ほどからもお話がありました点は恐らくここだと思います。
足立さんは、住民基本台帳の人口に基づいて言われております。これは、衆議院も参議院も、戦後、選挙制度は国勢調査に基づいて定数是正をしてまいりました。この一点は皆様方きちんと押さえていただきたい。何ゆえであるか。それは、制度の安定性を持たせるためなんです。よって、国勢調査の人口に基づいてこれを計算するというのは至極当たり前のことでありまして、二・九七倍の較差ということになります。
また、合区をこれ以上増やしますと、どうしてその相手と合区をしたかという合理的根拠を全く失っているんです。この点を考慮して、今回このような形になったわけです。
二つ目についてお答えをしたいと思います。
今回、なぜ我が党が四県二合区を含むいわゆる十増十減案になったのか、今後、見直し案として偶数配分を前提としない奇数配分等を検討する予定があるのかとのお尋ねがありました。
御指摘のとおりです。私たち新党改革といたしましては、合区による較差是正する案、いわゆる脇雅史座長案とともに、参議院の役割を考慮しました。そして、都道府県単位を最も重視をいたしましたので、民主党さんと同じ、六年一人区制を含むいわゆる奇数区制度の提案を具体的な数字をもって既にお示しをさせていただいたところであります。最大較差は一・八九倍となっています。
しかし、先ほど申し上げましたように、幅広く合意を求めるためには、一旦、自らの党、会派のその理想とする案を脇に置いて、最大合意できる可能なところを追求し、努力し、やってきたのではありませんか。その結果、二つの案になったのではありませんか。これは残念ではありますけれども、国民の声を代弁するにふさわしい次善の案を模索するということで五党は一致したのでございます。選挙区の声も十分に反映すれば、四県二合区までが適当と判断したわけでございます。
今回、提出に至らなかった私どもの六年一人区導入など、定数の奇数配分区などにつきましても、国民の皆様の意見を聞きつつ、皆様とともに次の抜本的見直しに生かしていただきたいと思います。(拍手)
〔羽田雄一郎君登壇、拍手〕