藤川政人の発言 (本会議)
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○藤川政人君 自由民主党の藤川政人です。
自由民主党、公明党を代表いたしまして、ただいま提出されました中川議院運営委員長解任決議案に対し、断固反対の立場から討論いたします。
まずもって、中川議運委員長をなぜ解任しようとするのか、全く理解することができません。野党諸君は、中川議運委員長による強引な議院運営によるところであると、いわれなき批判をされております。しかし、今回、本会議を行うに当たっては、中川議運委員長は、広く与野党理事から意見を聞き、十分に議論を行い、平和安全法制の重要性を鑑み、熟慮に熟慮を重ねて、その上で本日の本会議をセットしたのであります。
今回の平和安全法制は、我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中で、国民の命と安全を守るために積み残された課題を解決するものであります。これまでの法制上の穴を埋め、抑止力を高め、国際協力の機会を増すための法案です。従来から、自公政権、民主党政権下の有識者懇談会などで指摘されながらも、具体的な措置が講じられなかった課題が大半を占めております。
民主党政権下でも、当然安全保障について議論されたことと思います。国民の命を守ることは政権を預かる者の最大の責務だからです。民主党の皆様も、安全保障についての重要性は十分に認識されていたはずです。重要性は認識していながらも、党内の事情で先送りにしてきたのではないですか。御自身の党内での意見もまとまらずに、国民の不安をあおり立て、反対反対と唱えるだけではありませんか。無責任にも程があります。真に政権を担おうとするのであれば、日本の安全保障についてどのように考えているのか、対案を示し、その上で議論すべきなのです。ただ単に反対反対と唱えるのは、これほど簡単なことはありません。
今回の平和安全法制の審議においても、衆議院では百十六時間、参議院でも百時間を超え、これまでのPKO法案、有事関連三法案を上回る審議時間であります。審議不十分という言葉は当てはまりません。野党諸君の質問時間につきましても十二分に配慮いたしました。もはや論点も出尽くされており、今はこれまでの議論を基に賛否を明らかにするときなのです。この本会議の場で賛否を明らかにし、堂々と賛成、反対の討論を行い、採決をすることが議会制民主主義の根本ではないですか。それを国民は望んでいるのです。
この解任決議案は、全くもって理不尽極まりない、まさに反対のための反対、ただ単に審議時間を先延ばしするだけ、いたずらに時間を浪費するだけのものでしかありません。このようなただ単に時間を空費するだけの全くもってむなしい議論を、もはや国民の誰一人として望んでいないと思います。野党諸君はまだ気が付かないのでしょうか。
中川議運委員長のその温厚な人となり、それは皆さん十分に御存じだと思います。議会運営に当たっては、その中立公正、不偏不党の議会運営は、多くの方から尊敬されこそすれ、批判されることは全く理解できません。
繰り返しになりますが、我が国を取り巻く安全保障環境が一層の厳しさを増す中で、国民の命と平和な暮らしを守る平和安全法制の一日も早い成立が望まれております。争いを未然に防ぐ、抑止力を高める、まさに戦争抑止法案ではありませんか。
以上申し上げましたが、中川議院運営委員長に対する解任決議案には何ら正当な理由がありません。法案の採決を遅らせるために解任議案を提出するというあしき前例を残さないためにも、これを断固否決するとともに、提出者に対し猛省を求めるものであります。
以上で私の討論を終わります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)