長島昭久の発言 (外務委員会)

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○長島(昭)委員 これは私、極めて重大な問題だと思いますので、ぜひフォローアップしていただきたいというふうに思います。
 それはなぜかというと、これから日中関係を議論したいと思うんですけれども、一番大事なのは、この地域の国際秩序。
 中国の台頭というのは、私いつも言っているんですが、軍事力が強大化したとか経済的影響力が拡大したとか、もちろんそれも大事です、しかし、そのことによって、中国流の秩序観あるいはルール、こういったものによって我々が今まで利益を享受してきた現行の秩序そのものが塗りかえられてしまうおそれがあるという点が、私は、国際秩序という観点から極めて重要だと思っているんです。
 つまり、よく英語でルールズベースドオーダー、ルールに基づく秩序、これが大事だと。もし中国が、これはいろいろな意図があると思いますけれども、そういう現行の秩序に挑戦をしかけてきているとすれば、私たちにできることは、アメリカを中心として、まずそういうことをさせない抑止力、これは大事ですよ。しかし、もっと持続可能な形でやるとすれば、国際協調、地域の国際協調できちっとルールを守れるような、そういう秩序の安定性というものを確保していく必要がある。
 そういう意味では、今、南シナ海の問題が取り沙汰されていますし、ASEAN諸国もそれぞれ努力はしていますけれども、それぞれの国というのは、例えばフィリピン一つとってみても、中国の国防費とフィリピンの国防費を比べたら、三十六分の一ですよ。こういう国同士で、二国間で、中国はなるべく物事を解決しようとしてきている。それに対抗するためには、地域の国際関係、国際連携というのはもう死活的に重要だと思うんです。
 そういう中で、オーストラリアの果たす役割というのは極めて重要。アメリカの持続可能なプレゼンス、この地域での米軍のプレゼンスを維持するためには、沖縄だけに集中しておいては政治的にフリクションもあるし不安定になるから、これを多少、グアムとかハワイとかあるいはオーストラリアに分散する形で安定的なプレゼンスを維持していこう、こういう意図ですよね。
 それに対して、中国側も負けじとこういう行動に出ている。それを、我々から見れば、ちょっと安易にオーストラリア政府が受け入れているとすれば、これはやはりこの地域の安定を目指す国際協力の観点からすればいかがなものかということになりますので、これからビショップ外務大臣とお話しされる機会も多くあろうかと思います、G20などで。しっかりここは外務大臣からくぎを刺していただきたいというふうに思っています。
 それで、前回から積み残しの問題が幾つかあるんですけれども、まず、前回の最後に、南シナ海の岩の問題、暗礁か岩礁か、この問題で大臣に質問させていただきました。大臣は、軍事化をするということももちろんゆゆしいけれども、軍事化以前に、一方的な現状変更は許さない、こういう御答弁をされました。全くそのとおりだというふうに思います。
 ただ、一点気になったのは、人工島をあのような形で造成していくことそのものが国際秩序にとってどういう意味があるというふうに、軍事化以前にどういう意味があると外務大臣としてお考えなんでしょうか。

発言情報

speech_id: 119003968X00920160401_024

発言者: 長島昭久

speaker_id: 29241

日付: 2016-04-01

院: 衆議院

会議名: 外務委員会