向大野新治の発言 (議院運営委員会新たな国立公文書館に関する小委員会)
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○向大野事務総長 今いただきました、今回内閣府が行われました調査は、憲政記念館敷地、これがA案、それから参観者バス駐車場、これがB案、それぞれにつきまして、建設可能な建築物のボリュームの検討をされたものと理解しております。
これにつきまして、事務局といたしましては、今後、小委員会において御協議を当然されますが、次の点に御留意いただければというふうに思っております。
すなわち、A案である憲政記念館敷地をお選びになるに当たりましては、まず、憲政記念館は、昭和四十七年に旧尾崎記念会館を吸収して開館したものでございまして、議会制民主主義について国民に理解を深めていただくため、憲政資料を収集、公開する常設の展示館として発足したものでございます。
所蔵する資料は、単に文書だけではなく、例えば、尾崎行雄、犬養毅、吉田茂ほか憲政功労者の遺品、遺墨、絵画、あるいは、今ちょうど浅沼稲次郎さんが遭難に遭われたときの背広などを憲政記念館に展示しておるんですけれども、そういう幅広いものにわたっておりますので、こういう歴史的な資料を収集、展示する博物館としての地位を築いております。
できますれば、そういう博物館的な展示ができるという形を、新たにつくられたときもぜひやっていただきたいのと、資料とか遺品、遺墨というのは当然ふえていきますから、ここには六千と書いてあるんですけれども、そこの部分もお考えいただければと思っております。
それから、建てかえ期間中の憲政記念館の機能でございます。すなわち、博物館機能や講堂、会議室等の提供を維持するため、代替地や代替施設をどのように確保するかということを御検討いただければと思っております。
それから、新しい建築物につきましては、国会前庭と一体として整備し、国会議事堂との景観と調和がとれたものにしていただきたいと存じます。
それから、現在の憲政記念館の建物でございますが、これは以前、建築系の民間団体による日本におけるモダンムーブメントの建築、いわゆるドコモモ・ジャパンというんですが、この百選に選ばれているんですね。ですから、歴史と伝統のある建物でございますので、建てかえることになる場合でも、この精神とか建物の一部を残すようなデザイン、設備にしていただければと思っております。
それから、現在、憲政記念館の講堂、会議室は、先生方に有効利用していただいておりますので、新しい憲政記念館においても、このスペースを十分確保するとともに、先生方の利便性を損なわないような配置にしていただければと思っております。
それから、バス駐車場の方のB案を選ぶに当たりましては、バス駐車場の機能維持という観点から申し上げれば、整備期間中も含めて、バス駐車場の代替地または仮移転場所を確保しなければならないんですが、調査報告書では、その確保はできていない、あるいは、引き続きその確保に向けて検討する必要があるとされていることに御留意いただければと思います。
以上でございます。