原口一博の発言 (財務金融委員会)
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○原口委員 前向きの御答弁をいただきました。
今、原油価格のお話が出ましたので、資料八をごらんください。
今までは、本当に原油価格は需給のギャップで決まっているんだろうか、もっとほかの、いわゆる金融的要因で決まっているんじゃないか。きのうですか、サウジの石油相が、減産には応じない、これだけ価格が低くなっているのに減産をまだためらっている。これは一体どこに理由があるんだろう。今はジャンク債とおっしゃいましたが、ハイイールド債と原油価格のスプレッドも広がっていますね。
私が非常に気になっているのは、債務国のビヘービアが変わってきたなと思うんです。あなたが私の借金を棒引きしてくれるんだったら麻生総理には払います、だけれども、原口総務大臣は借金を全然びた一文まけないと言うから払いません、こういうような形で新興国のデフォルトが先進国にも広がってくるんじゃないか。私は、そのリスクについても今考えておかなきゃいけないと思っています。世界的な金融システムの危機とまで私は言う気はありませんけれども、ボルカー・ルールや、さまざまなものによってマネーの流れが全く変わってきている。
だから、きょう私は持続可能性ということで議論をさせていただきましたが、ぜひ、社会保障と税の一体改革は生きているとおっしゃるのであれば、本当に協議の場をもう一回再開してほしいんです。野田毅先生のときは、私たちはかなりいろいろなことを、政権を終わった後も話をさせていただきました。今回、私たちの会長は古川さんですから、ぜひ副総理としても、そういう持続可能なための協議の場というものをつくっていただきたいと思います。
さて、資料十五、これは予算委員会で、麻生財務大臣というか副総理に伺いますよと言っていて、時間がなかったものであります。これはちょうど半世紀前の資料です。英語なので、もう麻生総理はすぐお読みになれると思いますけれども、何て書いてあるか。
これはあらかじめ言っておきますが、政権を責めたり、自民党さんを責めるために言っているんじゃないんです。歴史的な資料として、ここにこう書いてある。
アイゼンハワー政権時代に、CIAを通して、沖縄政策についてプロアメリカンな人たちを当選させるためにお金を渡した。当時の与党、自民党さんにお金を渡した。自民党だけではなくて、当時の左派、当時の左派というのは名前は書いてありませんけれども、分断させるために、プロアメリカな人たちに、責任野党をつくるためにお金を渡したと。
半世紀前のことですけれども、これは主権の侵害ですよね。七年間統治をされたといっても、我が国は主権国家です。その主権国家の政党に、ビジネスマンを装って、これは、アメリカのビジネスマンでもお金をもらうことはできません。
これの本文、これは国会では何回も取り上げられてきました。だけれども、原文をもとに取り上げるというのは私が初めてで、おとといの予算委員会で、外務大臣はこの文書の存在について公式にお認めになりました。
そこで麻生副総理に伺いたいのは、こういうことをどう思いますかじゃないんです。そうではなくて、今、金融のルールやさまざまなルールを変えることによって、その競争に勝った人たちが先を行く。あるいは、ことし、オバマ大統領が一般教書演説で、アメリカが世界の警察官ならずとも、世界が平和で安全であるためにはどうすればいいかという問題提起をされています。同じくロシアの大統領は、一国がたとえ民主主義というその価値であっても、それを力によって他国に及ぼしていくということについては、やはりそれは慎重でなきゃいけないということをステートメントで言っています。
思い出すのはイラク戦争のときです。あのとき私は、パウエル演説の八ページ目から十四ページだったと思うんですけれども、イギリスの高校生の書いた論文によく似たものがコピーしてペーストしてあったんですよ。だから、これは本当かなと思っていました。結局、大量破壊兵器はなかったということになりました。
私は、世界全体が大きく変わってきたと思います。世界の全体を一国が何か一つのルールでやっていく、あるいは他国にこういう形で影響を及ぼしていく、そういう政治が一つ区切りをつけてきているんじゃないか。
テロとの闘いについても、二〇〇一年からことしまで十五年、戦争する側がもうかなり疲弊をしてきています。六千万人も難民が出ているときに、もう戦争なんかできやしない。今のような経済状況で、よく中国だと言いますけれども、中国も今どういう状況になっているか。もうここでは聞きませんけれども。
新たな時代に持続可能な財政政策やあるいは政治をやっていくためには、新たにやはりビジョンが必要なんじゃないか。私はそう思うわけです。
麻生副総理にこれからの時代について、財政はどうあるべきか、金融はどうあるべきか、少しこの文書を踏まえて御所見をいただければと思います。