高井崇志の発言 (財務金融委員会)

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○高井委員 麻生大臣は総務大臣も御経験をされてICTにも造詣が深く、実はこのフィンテックという言葉、私が知るより以前に我が党の大久保議員が国会で質問をしていて、そのときに大臣からもかなり前向きな、非常に重要だという御答弁をされていらっしゃいます。そういう意味では、かなり早くから注目をしていただいておるわけです。
 私は、このフィンテックをいろいろな人に説明するときに、あえてわかっていただくためにというか、どぎつく言うために、このフィンテックというのは、もう銀行がなくなるという話ですよと言っています。
 それはどういうことかというと、もちろん、インターネットでオンラインバンキングのようなものにどんどん置きかわっていく。中国なんかは、もう半分がアリババ集団という、そこに統合されているということもあります。
 あと、もっとわかりやすいのは、融資というのを銀行がやるわけです。これは人手を介して今一生懸命やるわけですけれども、それは、これからビッグデータの時代になれば、もうあらゆるものがデータ化される。その会社のデータというのも全てビッグデータ化されると、どこにお金を投資すれば幾らリターンがある、そして、この会社は成長する、この会社はお金を貸してはだめだということが、機械的に人工知能、AIでわかる時代が来る。そういう時代になると、もう銀行業務というのは全てIT企業に置きかわってしまう。
 そして、そのこと自体は、今まで、銀行という人手を介していくと、本来本当にお金があったら助かって成長した企業にはお金が行かない、一方で、そんなところに貸しちゃだめだというところにお金が回っていた。そういう非効率、悪循環が、このフィンテックが入ることによって全部効率的にお金が回るようになれば、ますます成長する企業は成長する、我が国の成長戦略にとっても非常に重要な柱なんだ、こういう説明をしています。
 これは私一人が言っているわけじゃなくて、当の金融機関の、例えばJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、我々のライバルはもうグーグルでありフェイスブックだ、そういう言い方をしていますし、我が国でも、みずほフィナンシャルグループの佐藤社長は、中国の先ほど言ったアリババ集団という会社は、金融ではなくて、データ処理によって世界を変えようとしているんだと。金融の中の変革ということではなくて、世界を変える、まさに社会経済構造そのものを変える大きな改革がこのフィンテックではないか、そんなふうに私は考えています。
 そういう意味では、このフィンテックをまさに成長戦略の柱に位置づけるべきだと私は考えていますが、残念ながら、今できている、昨年の六月につくられた日本再興戦略、いわゆる成長戦略にはフィンテックのフィの字も出てまいりませんが、この六月につくることになると思います。今はその準備作業中だと思いますが、このフィンテックという言葉を明確にして成長戦略の柱として位置づけるべきだと思いますが、政府のお考えはいかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 高井崇志

speaker_id: 31887

日付: 2016-04-27

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会