落合貴之の発言 (政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会)

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○落合議員 ただいま議題となりました民進党・無所属クラブ提出の衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表いたしまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。
 まず、本法律案の提案理由について御説明をいたします。
 一昨年、議長のもとに設置された諮問機関である衆議院選挙制度に関する調査会におかれては、佐々木毅座長を初め委員の皆様に多大な御尽力をいただき、本年一月に答申を大島議長に提出していただいたところであります。
 答申においては、「較差是正は喫緊の最重要課題である。」とされております。これは改めて申し上げるまでもなく、ここ五年余りの間に三度も出された最高裁判所の違憲状態判決を深刻に受けとめ、先送りすることなく、違憲状態の解消を早急に行わなければならないということを意味します。
 また、衆議院議員の定数削減に関しては、答申では「多くの政党の選挙公約であり、主権者たる国民との約束である。」とされています。
 この定数削減の約束に関しては、私たちが決して忘れてはならない約束があります。
 今をさかのぼること三年半近く前の平成二十四年十一月十四日に行われた党首討論において、当時の民主党野田佳彦総理と自由民主党の安倍晋三総裁との間で、遅くとも平成二十五年の通常国会で定数削減を行うとの約束が交わされました。テレビ中継がなされ、国民注視のもとで交わされたこの約束の政治的な重さは、はかり知れないものがあります。
 この約束に照らせば、答申において示された定数の十人削減は、我々民進党としては満足のいくものではありませんが、調査会設置の際に「各会派は、調査会の答申を尊重するものとする。」と議決したことを踏まえ、今後のさらなる定数削減を視野に入れた一歩前進と評価するとともに、喫緊の最重要課題である格差是正を行うため、この法律案を提出することといたしました。
 以上が、この法律案を提出した理由であります。
 次に、本法律案の内容の概要について御説明申し上げます。
 第一に、衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部改正についてであります。
 衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口格差を是正するため、都道府県別定数配分の方式として、いわゆるアダムズ方式を導入するとともに、同方式による都道府県別定数配分は、制度の安定性を勘案し、十年に一度の大規模国勢調査でのみ行うこととしております。
 また、大規模国勢調査の中間年に実施される簡易国勢調査に基づく改定案の作成に当たっては、各都道府県の選挙区の数は変更せず、選挙区間の格差が二倍以上となったときに境界の変更で対応することとしています。
 なお、このアダムズ方式の導入時期については、調査会答申をできる限り忠実に法案化するという観点から、平成二十二年の大規模国勢調査から実施することとしております。具体的には、平成二十二年の国勢調査の結果に基づいて、アダムズ方式により都道府県別の定数配分を行った上で、平成二十七年の国勢調査の結果に基づいて、都道府県内の小選挙区の改定案の作成及び勧告を行うものとしております。
 第二に、公職選挙法の一部改正についてであります。
 本法律案では、衆議院議員の定数を四百六十五人とし、小選挙区選出議員を六人、比例代表選出議員を四人、合計して十人削減するものとしており、削減後の小選挙区の区割りは、別に法律で定めることといたしております。
 また、比例ブロックの定数配分について、アダムズ方式により行うことを明記しており、小選挙区と同様、平成二十二年の国勢調査の結果に基づいてアダムズ方式によりブロック別の定数を配分しております。
 第三に、見直し条項を設け、本法の施行後においても、全国民を代表する国会議員を選出するための望ましい選挙制度のあり方については、不断の見直しが行われるものとし、この見直しにおいては、特に人口が急激に減少している地域の民意を適切に反映させることに留意するとともに、さらなる国会議員の定数削減を図るよう努めるものとしております。
 以上が、本法律案の提案理由及び内容の概要であります。
 何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同賜りますようお願い申し上げます。

発言情報

speech_id: 119004577X00620160422_009

発言者: 落合貴之

speaker_id: 15768

日付: 2016-04-22

院: 衆議院

会議名: 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会