福田昭夫の発言 (地方創生に関する特別委員会)

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○福田(昭)委員 宇都宮の佐藤市長が新春の集いで何と言っているかというと、これからは賛成、反対じゃなくて沿線の開発だ、これに力を入れようと言っている。おかしいですね。コンパクトシティーにはそんな理念があるんですか。ないんじゃないですか。だんだん人口が縮小していくから、都市機能を高度化してんだんだん集約していこうという発想がコンパクトシティーなんでしょう。新たに沿線開発をして、それまで取り込もうというのはコンパクトシティーじゃありませんね。
 ですから、これはコンパクトシティーの理念にもかなっていないLRTなんじゃないですか。地元のタクシー会社の社長が何と言っているか。五百億もかけるんだったら、俺たちに任せてくれたら、ドア・ツー・ドアで幾らでも高齢者を運ぶよ、こう言っていますよ。
 国土交通省の資料の中にも、ディマンド型タクシーなんということが入っているじゃないですか。そういうものを幾らでもタクシー会社はやると言うんですよ。多額の税金をかけて、将来負の遺産になってしまうおそれのあるLRTをやるなんという、こんなばかげた計画はやめるべきだと思います。
 時間がなくなってきましたので、先に急ぎます。
 先ほど出ましたけれども、一つ一つ質問する予定でしたが、この軌道運送高度化実施計画の認定申請書というのを私は読んでいます。これを見て、この程度の計画書で審査できるんですか。これでゴーサインを出せるんですか、こんな計画で。これに附属資料があるんだかどうかわかりませんが、この計画書だけではとてもとても、この事業の妥当性、ちゃんと黒字が保てるのかどうか、そういうことまで見通せないと私は思いますよ。ですから、もっとしっかりとした審査をする必要があるということを指摘しておきたいと思います。
 いよいよ時間がなくなってきましたので、後ろの方に行きたいと思っています。
 まず、現宇都宮市副市長の荒川氏でありますが、この荒川氏が主導して宇都宮市のLRT計画を立てましたけれども、四月一日から国土交通省に戻るというんですが、どこに配属されるのか、決まっているのだったら教えていただきたいと思っています。
 何でそんなことを聞くかというと、地元では、荒川氏が国交省に戻ったら、今度は担当審査官になってこの許可をおろすんじゃないか、こんなうわさも出ております。そうなったら国土交通省も困ると思うので、ぜひそうならないように配慮されることをお勧めしたいと思います。これはお答えは要りませんが、そのようにお勧めしておきたいと思います。
 次に、現行ルートに反対している方々の御意見はちゃんと反映されるのかどうかということで、最後の部分に行きたいと思っています。
 仮に工事施工の認可がおりて実際に工事が始まるとしたら、今のルートに反対している人たちがおります。その人たちは、平石学童をLRTの危険から守る会を結成して、活発に活動しています。二月十日には、平石中央小学校の保護者四十三名にアンケートをしたところ、四十一名が反対、二名が賛成だそうであります。
 その方々は、現行LRTの問題点について、五点挙げています。
 それを申し上げますと、一つは、平石中央小隣接の辰街道・LRT交差点は踏切ではなく信号、左の表のようにスピード超過車両との衝突は間違いなく大事故につながります。つまり、辰街道は大変多くの車が走っているということであります。
 それから二つ目、フェンスつきの線路によってほとんどの生活道は行きどまりです、これでは人も車も農耕車も遠回りばかり、地域のきずなが阻害されてしまうばかりか、北側住民は災害時避難所の中央小へスムーズに行けません。
 三つ目、地区センターと離れてしまった下平出駅は地域内利用者にとって不便な駅となってしまい、利用者がどんどん少なくなってしまいます。
 四点目、今宿—山下を結ぶ新四号トンネルは、LRTが整備されると車両が往来できなくなってしまい、集落間のコミュニティーは分断されてしまいます。
 五つ目、数少ない集落をわざわざ破壊しなくても、通れる農地はたくさんあります。
 これだけ、五点述べておりますが、まさに宇都宮市のLRTについては、反対している人たちが三グループ、三団体あります。一つは、LRTは絶対反対だという人たち。もう一つの団体は、少なくとも住民投票にかけろという団体。そして、実際に、ルートがここだと言われて、地権者の人たちが一生懸命反対している、子供たちが危ないと。平石中央小学校の敷地を削りながら走るルートになってきて、しかも、四百五十年も住んでいる人たちのうちを、そこのけそこのけLRTが通るということで、二十二世帯のうちがそこから移転するということを求められて、反対している地権者がおります。その方たちは、土地の買収に絶対協力しないと言っています。
 こうしたものを本当に認可できるのかどうかという問題を抱えております。
 隣が来たのでそろそろ時間がなくなったかなと思いましたが、あと七分あるというので。
 こうした反対の方々、先ほども最初に申し上げましたが、住民合意が全くとれていない、住民投票も三回否決をした、しかも、県民のアンケート調査でも反対している人が非常に多い、住民投票にかけろという人が七割もいる、そしてさらに、現行のルートに対しても地権者が反対をしている、子供たちが危ないということで言っているわけでありますが、こうしたものに対して、国土交通省としては、今評価中だと思いますが、どういう評価をするんでしょうか。お伺いします。

発言情報

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発言者: 福田昭夫

speaker_id: 12206

日付: 2016-03-09

院: 衆議院

会議名: 地方創生に関する特別委員会