宮崎岳志の発言 (地方創生に関する特別委員会)
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○宮崎(岳)委員 これはお答えは要らないんですけれども、環境庁ができたときの話を私は思い出しているんですが、初代環境大臣、実質的な初代ですけれども、大石武一さんという政治家がいらっしゃいました。
私の地元に尾瀬ケ原というところがあります。その脇に道路ができようとしていた。尾瀬ケ原、尾瀬沼のところに道路ができようとしていた。
当時、北海道新聞の記者をやめられた方が地元に戻ってその山小屋を継いでいたんですけれども、とにかく、環境庁ができたころの話ですから、この道路をとめるということはできないと。万策尽きて、この方が、わずか就任二週間ぐらいの大石武一さんのところに直訴に行くわけです。それも、もともと新聞記者さんでしたから、共同通信だったかな、旧知の記者を頼って、大石環境庁長官に直訴する。そして、何とかこれをとめて尾瀬の自然を守ってほしいと。
そうすると、大臣はその場で、よし現地に行こうということで、もう二週間の後には現地に乗り込んでいる。そして二泊三日そこで視察をして、それも環境庁ができたばかりのときですから、いきなり記者団を引き連れて現地に乗り込んで、二泊三日見て、その場でこの道路はとめるということを宣言されたんです。こういったことは、ほとんどその後もできていないんですね。(発言する者あり)まあまあ、それはちょっと、地元として別の見解はありますけれども。
そのときに、山小屋の若主人に対して大石さんは、私はこれから蛮勇を振るうんだというふうに宣言をして、次期総理の最有力候補であった田中角栄当時建設大臣だったと思いますが、そういった方々、地元自治体、それから閣内の他の大臣、全て反対なんです、全員反対、それを無理やり押し切ってこれをなし遂げたというところが、環境省の創立時のいわば伝説的逸話になっているわけです。
それがよかったかどうかという話は今はいたしません。いろいろな見解があるかもしれません。大臣も田中角栄氏のまな弟子と言われた方ですから、それは違うんだという見解はもしかしたらお持ちかもしれないけれども、私はやはり政治が何かを動かすというときはそういった蛮勇を発揮することが必要だと思うんです。逆に言うと、うまくいっているときはいいけれども、そうでないときにこれを動かすときに、その蛮勇というのが必要ではないか、私はそれを大臣に期待しているということであります。
ちょっと話が迂遠になりました。話をもとに戻します。
先ほど、制度に切り込んでいないから新しさを感じないんではないかというふうに私は申し上げました。その制度、例えばどういうものかというと、やはり地方交付税制度なんですね。本丸はそういうことではないかなと私は思うんです。
地方の活性化策というのがこれまでなかなかうまくいっていなかったということは、地方自治体の財政における自由度が低いということがその根本的な原因じゃないかと私は思っています。もし財政の自由度が高ければ、大失敗するところもあるかもしれませんが、大成功するところもあるかもしれない。そこを自由に生かし切れていなかったのかなと。無個性で横並びな地方活性化策になってはいないかということであります。
そうすると、結局、地方交付税というものがあって、補助金もそうですけれども地方交付税も、何かある事業をやると交付税措置があって後でお金を戻してくれるんだから使わなきゃ損だよ、こういう話でありまして、地方交付税という財布をうまく使って政策誘導しているんじゃないか。きょう午前中、緒方林太郎議員からも同趣旨の質問がございました。
そういったことをやはり根本的に変えていかないとこの問題は解決しないんじゃないかというのが私の考えですが、大臣、お考えはいかがでしょうか。