赤羽一嘉の発言 (東日本大震災復興特別委員会)

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○赤羽委員 おはようございます。公明党の赤羽一嘉でございます。
 まず、きょうは、福島の原発被災地また被災者の皆様にとっては私は唯一の夢と希望であると確信しております福島イノベーション・コースト構想の重要な柱でございますロボットテストフィールド及び国際産学官共同利用施設について、一昨日、具体的なサイトが決定したと承知をしております。これは大変喜ばしいことだというふうに考えております。
 私、当時、経済産業副大臣時代に、イノベーション・コースト構想をつくり上げるために、平成二十六年の一月、アメリカに視察をさせていただきました。
 米国のテキサスA&M大学、ここの敷地内にディザスターシティーという災害の現場がございます。これはぜひ大臣にも一度訪問していただければと思いますが、わかりやすく言うと、ゴルフ場みたいな形で、一番ホールは石油化学コンビナートの火災現場を想定できる訓練、二番目、第二ホールというか、次は鉄道の転覆事故が想定されている。さまざまな事故現場の中での訓練が、ロボットとか盲導犬とか、さまざまな訓練ができるような状況となっております。
 このディザスターシティー自体は、オクラホマの連邦政府ビルの爆破事件を機に、大規模な人的な事件や自然災害への対応訓練を目的に一九九七年に創設されまして、投資額は九百万ドルに上るという大変大規模なものでございます。
 この大学構内の敷地面積約百二十万平方メートルに、緊急時対応のトレーニング、技術支援を通じて実務者の技能向上、育成を図るための施設として、今申し上げましたディザスターシティーに加えまして、ブライトン消防訓練施設ですとか災害対策本部のトレーニングセンター等々の各種訓練施設を保有し、運営されております。
 これは、主には消防関係者、軍関係者、また石油化学系の企業の皆さんが利用されている、年間で八万四千名の人が訓練を受けて、五千以上の授業が実施されているということでございます。年間の運用予算は約八十億円でありますけれども、その運営費の九〇から九五%は施設利用料で賄われておりまして、地元の州の負担はないということでございます。
 ロボットテストフィールドが多分これを担うんだと思いますが、こうしたものに加えまして、他方、私は、災害現場において真に活用可能なロボットを開発するためには、こういうフィールドだけではなくて、災害対応者の意見をロボットの開発に反映させていくことができる仕組みが必要であると考えております。
 アメリカには、ロボットの各種性能をはかるテスト方法を標準化する、統一の物差しで開発者とユーザーが意見交換できる仕組みとして、アメリカ国立標準・技術研究所、いわゆるNISTと言われる国立の研究所がございます。こうしたものも、テキサスA&M大学が世界で一番のロボット開発の拠点であるということを支えている仕組みであります。
 今回福島に設置が決まりましたロボットテストフィールド、このプロジェクトは、こうした標準化機関も併設する形をとりまして、できればロボットオリンピックの開催もできるようなものにして、世界一のロボットテストフィールドを実現することを目指して、福島県任せにしないで、ぜひ国が前面に立って設置、運営していただきたいと考えているところでございますが、政府の決意を問わせていただきたいと思います。どうかよろしくお願いします。

発言情報

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発言者: 赤羽一嘉

speaker_id: 22425

日付: 2016-04-22

院: 衆議院

会議名: 東日本大震災復興特別委員会