森山裕の発言 (予算委員会)

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○森山国務大臣 坂本委員にお答えを申し上げます。
 委員御承知のとおり、我が国は、北は北海道から南は沖縄まで、平地から中山間地まで、さまざまな環境のもとで水田、畑作、畜産等が営まれているところでありますが、地域の特性に応じたさまざまな農業が営まれてきたという歴史が日本の農業にとって一番すばらしい歴史なのだろうと私は思います。
 先日、私は、奈良県の五條市の柿や愛媛県の八幡浜市の真穴のミカンの現場を見せていただきましたけれども、一般的にはまさに生産条件の不利な中山間地でありますけれども、ちょうど四十年前から、地域の皆さんがまとまって、生産性を高める農地整備やかんがい施設の整備を契機として、高く市場で評価をされる柿をつくるようになり、ミカンができるようになりました。農家の所得もかなりのものであり、地域の雇用にも貢献をしておられます。
 また、鳥取では、中山間地の耕作放棄地で、通年放牧で牛の生産を頑張っておられる農家もあります。餌代が大体半分ぐらいになったと言われておりますし、また、非常に健康な子牛の生産に励んでおられます。
 条件不利地域であっても、発想を変えることによっていろいろなやり方があるんだなということを改めて認識いたしましたが、これもまさに地域の自主性あるいは地域の皆さんの努力によってのみ達成できることであろうというふうに思っております。
 また、先ほど御紹介のありました株式会社のネットワーク大津、また、九州最大の面積で頑張っておられる農事組合法人のかしま広域農場等々、広域的な集落営農の組織化に熊本県は特に積極的に取り組んでおられますし、このような事例のように、また委員御指摘のように、現場の自主性を積極的に後押ししていくことが我が国の農林水産業全体の底上げにつながっていくものと考えておりますし、今までも人・農地プランの策定を推進してまいりましたし、地域の自主性を尊重した農政を展開していくということは大事なことだと思っています。
 また、今回のTPP対策におきましても、地域が一丸となって収益力強化に計画的に取り組む産地を支援するという意味で、産地パワーアップ事業や畜産クラスター事業等の施策を予算化させていただきましたので、地域の自主的な取り組みを今後もしっかりと支援をしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 森山裕

speaker_id: 18970

日付: 2016-01-13

院: 衆議院

会議名: 予算委員会