大串博志の発言 (予算委員会)

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○大串(博)委員 今の答弁の中で、九条の改正に関しては国民の議論が熟していないというふうなことをおっしゃいました。これをずっと総理は安全保障特別委員会の中でもおっしゃっていたんですよ。
 ところが、昨日は、稲田委員に対してはそういう留保なしに、九条に関して憲法学者の皆様の七割が憲法違反の疑いがあるというようなことをおっしゃいながらこれを憲法草案に示してきたんだということをおっしゃっていたがゆえに、踏み込んだ発言だと私たちは受け取ったんですよ。それのどこに総理の本心があるのかというのは、私たちは非常にある意味注意深くも聞いているし、あるいは疑り深くも聞いているところがあるんです。
 なぜならば、どうも私がこの間総理の発言の傾向を見ていると、総理と恐らく同じような歴史観や憲法観あるいは国家観を持たれている方々とのやりとりにおいては、かなり踏み込んだ発言をされているんです。しかし一方、それとは違う考え、私もそうですけれども、違う考えを持つ人間との対話においては、少し留保された発言をされている。
 よって、本心がどこにあるのかというのが多分国民には非常に見えづらいと思うんですよ。国民に見えづらいから、本当に安倍総理のもとで憲法改正があっていいのかなということに関する疑念が相当あるんじゃないかと思うんです。
 パネルを一つ。
 というのは、安倍総理の憲法に関する考え方、私はこれは本当に基本だと思っているんです、実は。ここを押さえずして、憲法改正の議論というのはなかなか進まないと思っているんです。
 憲法のそもそものあり方に関して、押しつけ憲法か否かというところがあります。安倍総理はこれに関して、一番上です、「対論集 日本を語る」という中で、左翼傾向の強いGHQ内部の軍人たちが短期間で書き上げ、それを日本に押しつけたものである、こういうふうに言われています。
 さらに、平成十二年五月十一日、これは衆議院の憲法調査会の議論の中で同じようなことをおっしゃっている。強制のもとで、ほとんどアメリカのニューディーラーと言われる人たちの手によってできた憲法を私たちが最高法として抱いているということが、日本人にとって、心理に、精神に悪い影響を及ぼしているんだろうと。
 こういうふうな憲法観をお持ちなんですね。私は考えを異にします。私はそういう考えを持ちません。私は現行憲法のもとで育って、この憲法をいい憲法だと思って育ってきました。
 総理は、お尋ねしますけれども、本心として、この憲法、このような成立の経緯があるので、日本人にとって、心理に、精神に悪い影響を及ぼしている押しつけ憲法だという理解ですか。

発言情報

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発言者: 大串博志

speaker_id: 33680

日付: 2016-02-04

院: 衆議院

会議名: 予算委員会