阿部信泰の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

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○参考人(阿部信泰君) 大変難しい問題で、旧敵国条項はどうするのかということですが、国連総会とか何かで、もはやこれは意味のない条項だというのはありますけれども、実際上は条項はなくなっていない。国連加盟国の中にまだあった方が便利だと思っている国は恐らくいるのでしょうね。したがって、なくならないと。
 じゃ、どうすればいいのかということですが、国連憲章は武力の行使を禁止していますが、例外がありまして、一つは安保理が認めた場合。もう一つは自衛権の行使として。三番目は、旧敵国に対しては安保理が認めなくてもやっていいんですね。
 したがって、極端なことを考えれば、そういう国との間で日本は安全の保障がないということなんですが、日中は条約がありますが、日ロはまだ平和条約はないわけですね。そういう意味においては、平和条約を結ぶことによって、国連憲章はともかく、二国間の関係で、あなた、うちは攻めてきてはいけないよという状況にするのが一つの方法かなと。
 あとはやっぱり、完全ではありませんけれども、この条項はもう意味がないということをできるだけ強調して、国連総会とか何かの議論によって、間違ってもそれを援用することができない状況にしておくということが日本のできることだと思います。

発言情報

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発言者: 阿部信泰

speaker_id: 29467

日付: 2016-02-17

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会