平木大作の発言 (国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会)

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○平木大作君 公明党の平木大作でございます。
 本日は、三人の先生方、本当に貴重な御講演ありがとうございました。
 私もこの調査会に昨年からずっと参加させていただいておりまして、参考人の皆様、三人、四人と御意見を伺うと大抵意見が割れたりという中でいろいろ議論をしてきたわけでありますけれども、本日に関しては、打ち手の部分というのはお一人お一人多分それぞれ違うのかなというふうにお受け取りいたしましたけれども、事この日本の今の財政の状況は大変厳しいんだというその認識、そこでは本当に三人とも一致されていたのかなというふうに思っております。全く同じ思いでお話をお伺いさせていただきました。
 その上で幾つか確認をさせていただきたいんですけれども、まず河村参考人にお伺いをしたいというふうに思います。
 今日、特に、何というんでしょうか、遠からず大変な事態になるんだという趣旨のお話をたくさんいただきまして、私も本当にそのとおりだなという思いでお伺いをしました。
 かつて、今日、国債ですとか金融政策の話たくさんしていただきましたけれども、小説「日本国債」というのが大ベストセラーになって、私も当時あれを読みながら、いつ未達が起こるんだろうかとか暴落が起こるんだろうかということを毎日金利の数字を見ながら何か過ごした日を思い出したわけでありますけれども、じゃ、実際に遠からず何かあるかもしれないという危機意識が、まず御指摘の中では財政の中にもない、完全に緩んだ状況だという厳しい御指摘をいただきました。同時に、それは政府だけではなくて、何か国の中、国民の中にも、ある意味異常な状況というのが何か永遠に続くんじゃないかというような、そういったちょっと緩んだ雰囲気があるんじゃないか、こんな御指摘もあったように思っております。
 その意味では、しっかりとこの今の厳しい状況、あるいはこのまま緩んでしまったら大変な状況になるんだぞということをいかにクリアに、これはしっかりと我々政治家の立場としても国民の皆様に説明し切って、またその危機感を共有していけるのかどうかということが一つ鍵になっているのかなというふうに思っております。
 そこで、ちょっと二点、端的にお伺いしたいんですけれども、例えば今日のお話の中で、いわゆる今世界中が超低金利状況にあって、日本も超低金利なんだけれども日本だけが何か飛び出しているわけではないと、これが徐々に海外の方がいわゆる利上げをしていったりした中で、改めて、例えば日本だけが超低金利になってしまったときどういう状況になるのかという御指摘があったように思っております。
 ただ、この辺については、日本の超低金利というのはもう大分、二十年近くにわたってずっと続いているという中において、日本だけが低金利という時代が長くありました。かつて、二〇〇〇年代の特に最初の頃だと思いますけれども、キャピタルフライトみたいな言葉が大変はやって、そうなってしまうんじゃないかということが指摘されたわけでありますけれども、実際にはなかなかそういった事態にならなかった。ですから、これは大変だぞといって警鐘を鳴らしていた方がある意味オオカミ少年のようになってしまったという現状があったと思っております。
 これまでのある意味二十年近くにわたってはこの日本の超低金利というもの自体が余り問題視されてこなかったわけでありますけれども、改めて今指摘されて、これからというのはやっぱりそんな簡単な事態じゃないんだぞと、もしこれまでとは何か違う要因ですとか気を付けるべき点あったら御指摘をいただきたいというのがまず一点目であります。
 もう一点ありまして、それは、これは主に参考資料の方では様々語っていただいた部分かなと思っていますが、国債というのは基本的に国内で大部分消化されているから大丈夫だという意見があって、これはそうじゃないんだという御指摘をされております。私もそのとおりだというふうに思うんですけれども、そのときに、じゃ、果たして本当にこれで行き詰まってしまったときにどうなるかという絵がなかなかやっぱり国民の皆様の間で認識が広がっていかない、共有されていないということだと思っています。
 いただいた参考資料の中には、戦時下の日本あるいは戦後の日本というところを事例として挙げられながら、例えば資産課税ですとか、そういったものを使って、大変な状況がある、国民にしわ寄せが行くんだということを御指摘されているわけですけれども、今の日本において、なかなか例えば預金封鎖ですとか資産課税みたいなものはやっぱりイメージしにくいというのがあります。実際のシナリオとしてどういうものが考えられるのか、これも併せて御説明いただけないでしょうか。

発言情報

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発言者: 平木大作

speaker_id: 14468

日付: 2016-02-17

院: 参議院

会議名: 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会