石田昌宏の発言 (財政金融委員会)

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○石田昌宏君 ありがとうございます。
 じゃ、ちょっと違う観点からまた御質問させてもらいますが、スティグリッツ教授にしてもクルーグマン教授にしても、多くの経済学者が、近年のこの世界的な経済停滞というのは一九三〇年代の大恐慌に類似しているんじゃないかというふうにおっしゃっています。これは何かというと、一言で言うと経済格差の拡大ではないかというふうに思います。資料を御覧いただきたいのですが、この資料は、これはアメリカの例ではあるんですけれども、大恐慌期直前の一九二八年、これは最上位一%の富裕層に国民総所得の二五%ぐらいが集中していたという話です。その後、大恐慌を経て次第に集中が緩和されましたが、一九八〇年頃から再び富の集中が進み始めまして、最近は一九二〇年代の水準にまで戻ってきているという形です。
 このように富が富裕層に集中したら何が起きるかということなんですけれども、富裕層が余剰資金をたくさん持っているわけです。それを全部消費に使えばいいんでしょうけれども、現実的にはそんなに消費できるものでなくて、むしろ投機などに回っていきます。その一方で、低所得者は、消費をしたいんですけれどもお金がなくて、借金しなければ消費は増やせないといった状況になります。言ってみたら、金融資産全体は伸びていくんですけれども、実際に消費によって実体経済がそれほど伸びていかないということになります。これがある意味、金融危機の原因になっているといった解釈になります。
 一九三〇年頃のアメリカの状況と現在の日本の経済状況が類似するとすれば、当時のアメリカの対応が現在の日本にとって大いに参考になると思われますが、この類似性について大臣の御見解をお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 石田昌宏

speaker_id: 31166

日付: 2016-04-26

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会