牧山ひろえの発言 (政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会)
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○牧山ひろえ君 民進党・新緑風会の牧山ひろえです。
本日は、衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律案に関し、質問を行わせていただきたいと思います。
私は以前に「国民総政治家」という本を書いたことがあるんですけれども、その中で国民の政治参加の重要性について訴えました。国民の政治参加には様々な方法があります。ですが、選挙における投票というのはその中でも最も重要性の高い政治参加であることは言うまでもありません。
特に、第一院である衆議院における投票価値の平等は議会制民主主義の根幹を成します。ですが、最高裁判所は過去三回の衆議院選挙に対し、一票の較差が著しいなどを理由に違憲状態と厳しい判断を下しました。このことにつきまして、現在政治の世界に身を置いています私たちは真摯に反省し、襟を正さなければならないと私は思います。
今回の改正は、二〇一二年十一月十四日の党首討論で、当時の野田総理と安倍自民党総裁が一票の較差是正と大幅な定数削減を約束したことから始まっています。ですが、ようやく腰を上げた今回の与党案では、この約束が果たされないまま十年もの月日が浪費されることとなります。この合意は公党間の約束であるとともに、国民に対する約束であり、それを軽んじる今回の改正につきましては私は深刻な懸念を感じております。
以上の認識を前提として質問させていただきたいと思います。
この改正が仮に今国会で成立したとしても、今回の改正案に盛り込まれた定数十減の適用は来春以降になる見通しで、安倍総理が年内に解散した場合、最高裁に違憲状態と指摘された一票の較差を残したまま衆議院選挙を行うという、そういうことになります。違憲状態での解散・総選挙の実施は、三権分立の尊重、そして投票価値の平等の徹底の観点から望ましくないと考えるんですけれども、その点に関し、発議者の御見解をお伺いしたいと思います。