菅義偉の発言 (内閣委員会)
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○国務大臣(菅義偉君) 私は、今横浜選出の衆議院議員ですけど、日本という国はなぜこんなに訪日の観光客が少ないんだろうと、これずうっと思っていたんです。これ、野党のときももちろんそうです。そういう中で、時間がありましたので、様々な研究する中で、やはり少なくとも隣の韓国、当時韓国は一千二百万人ぐらいだった、日本は八百万人ぐらいだった。いわゆる観光資源比較しても、はるかに日本の方に魅力あふれる、歴史、伝統、文化、自然、そういうものがあるというふうに思っていました。
なぜ駄目だったのかと。これは、多分普通の日本人の方が考えられることだったというふうに思いますけど、それはビザが厳しかった。それと、町場になぜ日本は免税品売場がないんだろうと、これも私ずうっと考えておりました。そしてまた、例えば、議員も赤坂迎賓館行かれたかと思います。私は最初に行ったときに、こんなにすばらしいものをなぜ国民の皆さんに開放できないんだろうと、こういう全く素朴な思いをしておりました。
そして、官房長官に就任しましたので、早速総理の指示をいただきまして、まずビザ緩和、これに手を付けてみたい、そういうことで、これは長年ビザ緩和しようとすると治安当局が大反対でありましたので、当時、法務大臣谷垣さんでありました、国家公安委員長古屋委員長でありました、この反対を予測される両閣僚に事前に説明をさせていただいて、了解をいただいて、所管大臣であります国土交通大臣、外務大臣、そして私と、五人でビザ緩和を十分も掛からずに決めたんです。そして、治安当局の事務方の責任者に対しては、とにかく徹底をして治安を万全の体制で取り組んでほしい、そういう実は指示をしました。そうしたら、翌月から緩和したタイはたしか八〇%以上伸びたんです。どんどんどんどん伸び始めました。
そして、免税店売場というのは、当時四千五百軒ぐらいしかなかったんです。海外に行くと、行けば百メートルに一つぐらいあるぐらいその看板がありました。それはなぜかと。それも免税品が限られていたんです。電気製品だとかそういうのが主でした。例えば化粧品だとか薬だとかお酒だとか、まさに地方にもたくさんある、そうしたものも入れるべきだという、それも官房長官としての指示で一挙に開放しました。そうしたら一挙に増え始めたんです。八百たしか三十数万だったと思いますけれども、昨年は千九百七十四万まで増えました。
まさに我が国が今求めている地方創生、そして成長戦略、こうしたものにこの観光というのは最も資する、そういうふうに思いまして、それはただ観光庁でやるのではなく内閣全体として取り上げるべきだ、そういう中で、総理を議長とする観光ビジョンの研究会を立ち上げて、今まで疑問に思ってきたことをその中で一つ一つ解決をし、今取り組んでいるところであります。
ですから、発想は全く、おかしいという、一般的に、世の中の常識かもしれません、思ったことから発して、それでビザ緩和をしたら一挙に増えて、やはりそこは、日本というのは世界から見て魅力がある国なんだなというふうに今思っておりまして、拍車を掛けてどんどん今やっているところです。