黒田東彦の発言 (予算委員会)
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○参考人(黒田東彦君) 委員御指摘のとおり、金融政策の運営に当たりましては、政策に関する考え方、あるいはその前提となる経済・物価情勢についての判断をできるだけ分かりやすく説明し、市場参加者を含めた人々の理解を得ていくということは非常に重要でございまして、日本銀行も従来から、経済・物価情勢につきましては様々な形で見通しを公表しておりますけれども、昨年まではいわゆる展望レポートという形で経済や物価の詳細な見通しを年に二回出しておりましたけれども、今年から年四回、四半期ごとにそれを出すということにいたしております。
日本銀行の金融政策運営につきましては、従来から、二%の物価安定の目標の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで量的・質的金融緩和を継続するというとともに、経済、物価にリスクがあり得るわけですので、リスク要因を点検して、物価安定の目標の早期実現のために必要であればちゅうちょなく調整を行うという方針を申し上げております。
具体的な政策決定につきましては、もちろん、金融政策決定会合におきましてその時々の経済、物価の動向を点検し、また特にリスク要因も十分勘案いたしまして、政策委員の間で丹念に議論して政策の決定を行っております。今回のマイナス金利の導入もそうした枠組みの下で決定したものでございます。
日本銀行といたしましては、このマイナス金利付き量的・質的金融緩和について、委員御指摘のとおり、引き続き丁寧な説明を行いまして、金融政策一般について市場関係者を含めた幅広い国民の方々に対するコミュニケーションは更に強化してまいりたいというふうに思っております。