上田勇の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)
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○上田委員 公明党の上田勇でございます。
きょうは、中嶋先生、そして荘林先生には、大変御多忙中のところ参考人として御出席をいただきまして、大変貴重な御意見を伺うことができましたこと、改めて厚く御礼を申し上げたいというふうに思います。
せっかく貴重な御意見を伺う機会でありますけれども、ごらんのとおり、ちょっと欠席者がおりまして、大変そうした失礼は深くおわびをしたいというふうに思います。
非常に残念なことですけれども、私たちは、やはり、このTPPというのは、きょうは農業ということをテーマとさせていただいておりますけれども、農林水産業を初め、国民生活、日本経済、あらゆる分野に深くかかわっていることなので、できるだけきょうのような有識者の方々にも貴重な御意見を伺い、また、これから、地方にもやはり影響が出ますので、地方の方々の御意見も伺うようなそういう地方公聴会も設定をさせていただくなど、幅広く意見を伺いながら審議を進めていきたいというふうに考えているところであります。
これからもぜひ、そういった慎重な審議に努めていきたいというふうに考えているところでございますので、またいろいろな場面で御意見等を伺う機会もあるかもしれませんけれども、ひとつよろしくお願いしたいというふうに思います。
やはり、今度のTPP初め経済連携協定というのは、先ほども先生のお話にもありましたけれども、どうしても、メリットを受けるセクターがあればデメリットを受けるセクターがある。これは、このTPPに参加をしている国はどこも同じでありまして、アメリカでも同じ、日本でも同様なことがあります。
特に、我が国の場合には、やはり、産業構造の観点から一番そうした懸念がある部分というのが農林水産業ということで、そういった懸念に対するさまざまな対策も講じて、今回それがパッケージとして、この協定とそういう農林水産業に特に配慮した、そういったパッケージとして今回提案をさせていただいているわけでございます。
そこで、きょういろいろと貴重な御意見を伺うことができましたけれども、まず荘林先生にお伺いしたいというふうに思うんですが、荘林先生の方から、農村景観、自然環境が大切だと。これはもう全く私もそのとおりだというふうに思っております。ただやはり、他方、そういった景観や自然と農業生産の効率性という部分とのバランスというのが、非常にある意味難しい面があります。
基盤整備をして大区画化する、水路もどんどんパイプライン化をしていくと、効率性は上がるけれども、果たしてそれは私たちが思い描いている農村の風景なのかといったところというのは、必ずしもそうではないんじゃないのかなという面がございます。
これから、そういった意味で、景観、自然というのは農林水産業の持っている多面的な機能の最も重要なものの一つであるというふうに思っているんですけれども、それと農業生産の効率性、どういうふうにバランスをとっていくのかということが非常に重要だというふうに思っております。
先ほど、連担性を高めて集約していくということもございましたけれども、全体的に、この景観や環境と効率性、どういう調和を図っていくのか、少し御説明いただければというふうに思います。