岡本三成の発言 (環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)
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○岡本(三)委員 おはようございます。公明党の岡本三成です。
本日は、今村先生、渡邊先生、貴重な御意見、ありがとうございます。
まず、渡邊先生に質問させてください。
私、このTPPの委員会、さきの通常国会も含めましてずっと携わっておりますけれども、議論の中身が国民の皆様への説明に対してはちょっとアンバランスじゃないかなと思っているところがあるんですね。それは何かというと、TPPの全体像に必ずしも十分な議論が及ばず、その一部を占めている業界の話に余りにも大きな時間が割かれているんじゃないかという懸念なんです。
例えば、自動車業界、自動車部品、これは非常に収益が上がりそうだ。けれども、国民の全員が自動車部品業界や輸出産業に携わっているわけではありません。農業を守らなければいけないし、一部は攻めなければいけないんですが、全員農業に携わっているわけではありません。その意味で、普通の一般の国民の方にとってどういうメリット、デメリットがTPPであるかというのが非常に重要だと思うんですね。
普通の感覚でいいますと、どの業界で勤めている方も消費者です。消費者としてどういうメリットがあるか、デメリットがあるかと考えたときに、購入の選択肢がふえるというのが、私は、多くの国民にとっての最大のメリットだというふうに思っています。
例えば、ある方は、安全でおいしい国産の和牛が食べたいという方もいらっしゃれば、いやいや、おなかいっぱい子供に食べさせたいから、若干品質は下がるかもしれないけれども、輸入の牛肉の方を選択する方がいらっしゃるかもしれません。
今回、この関税撤廃によって、例えば牛肉や豚肉の関税が最終的になくなりますと、牛肉では、そのままその関税分が価格に反映されますと、百グラム約二十円安くなります。豚肉ですと、百グラム四十円安くなります。それを買うかどうかは別にして、消費者の選択肢がふえるということこそがTPPの日本国民全体にとってのメリットだというふうに考えていますが、先生、どのようにお感じでしょうか。