築山信彦の発言 (議院運営委員会院内の警察及び秩序に関する小委員会)
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○築山参事 警務部長でございます。
本会議避難訓練の検証結果及び改善策について、説明させていただきます。
昨年九月七日に、初めて、正副議長、議運委員長、議運の先生方数名に御参加いただく形で、本会議場での避難訓練を実施いたしましたが、その際、民間の専門家に、避難のあり方について検証をしてもらったらどうかとの御示唆をいただきましたので、一般社団法人東京防災設備保守協会に本会議場避難訓練の検証を委託することにいたしました。
検証方法は、訓練要領を書面で同協会に提出し、改めて警務部により再現した本会議場避難訓練を見てもらって検証していただき、昨年十二月にお手元の検討結果が提出されました。
検証結果の主なポイントにつきまして、資料に沿って簡単に御報告させていただきます。
一、地震発生時の初動対応について。
本会議の議事を中断する際の議長発言は最小限にした方がよいとか、議長の指示がなくても衛視が扉をあけることにしておいた方がよいのではないかなどの改善提案を受けており、今後検討してまいります。
二、国会議事堂の耐震性につきましては、既に庶務部長から説明がありましたので、省略させていただきます。
三、本会議場及び避難経路全域の危険箇所等について。
身の安全確保について、議場内及び直近に安全スペースはなく、机の下に全身を隠すことはスペース的に困難であるため、頭部を保護して身の安全を図ることでよいと評価されています。
ただ、ステンドグラスは、安全対策が講じられているとはいえ、長時間の揺れを感じた場合、議員の恐怖感は強いことから、避難導線の安全性を確認した上、早期に屋外に避難誘導することが重要と指摘されております。
四、現行避難経路の検証について。
議員最優先の優先順位の明確化、押し合い等による二次災害の予防等のためのブロック別の避難誘導、避難する階段の分散化などの提言がなされており、現実的には若干困難なところもありますが、今後、検討してまいります。
五、本会議場の建物特性から見た避難対策の提案について。
耐震基準を満たしているから安全とは断言できないとの指摘がなされており、建物内で身の安全を図った後、震度五以上の地震の場合や、それ以下でも建物や人命に被害が出た場合、直下型地震等の場合は、速やかに屋外に避難することが提案されており、従前は、震度六弱以上の場合に避難する方針となっており、震度五弱ないし五強の場合の避難については曖昧な点がありましたので、基本的には、一旦屋外に避難する方向で再検討したいと考えております。
六、屋外避難誘導後の対応について。
議員については新耐震基準で安全が担保されている議員会館の有効活用が提言されており、今後検討を進めてまいります。また、傍聴者等の一般者についての事前対策も提言されており、これについても検討を進めてまいります。
七と九は省略いたしまして、八、避難誘導者の装備品の検証について。
現在、議場の議席の下には防災頭巾が装備されておりますが、より強度と安全性が高いヘルメット等が望ましいと提言されており、これについて、警務部において調査したところ、国家検定規格に適合した折り畳み式ヘルメットが存在し、既存の議席の下の防災頭巾袋に収納可能であることが判明いたしましたことから、本日、折り畳み式ヘルメットの導入について御議論を賜りたいと存じます。
もともと、現在の議席の下にあります防災頭巾は、昭和六十一年に、警察小委員会、議運理事会での議論を経て、本会議開会中の地震等により、天井のステンドグラスの破片等が破損落下する場合に備えて、議席の下に収納できるものとして導入された経緯がございまして、平成十七年に一度更新しております。導入当時の議論においても、防災頭巾は、かたい落下物に対しては余り役に立たないのではないかとの指摘もあり、現在では、ステンドグラス落下の破損落下防止対策が講じられておりますが、避難に際して、頭部をより安全に保護する観点から、議席の下に収納可能な折り畳みヘルメットを提案させていただきたいと存じます。
本日、折り畳み式ヘルメットのサンプルをお持ちしておりますので、若干実演させていただきながら簡単に説明させていただきます。
いずれも厚生労働省保護帽規格の国家検定に合格しておりまして、組み立て方は、まずモデル一が、単にかぶればすぐに帽子となるものでございます。それからモデル二が、ちょっと回して組み立てる方式になっております。その他モデル三から五、資料の附箋二の直前のページに大きな紙で写真がついておりますが、モデル三から五はいずれも開いて組み立てるものです。
そのうちモデル五については、今そこにありますが、防炎用、炎対策の銀色のしころというものがあらかじめついたものでございます。その他のモデルにつきましては、オプションとして、今手に広げておりますが、やや薄目の防炎頭巾をヘルメットの上からかぶることが可能であり、この薄型であれば現在の防災頭巾の袋に収納可能でございますので、従前の防災頭巾が有していた防炎機能も引き続き維持するためには、モデル一から四を選んでいただく場合には、こちらの防炎頭巾と組み合わせてはどうかというふうに考えております。
ただ、一応、入札の手続によりますので、事前に特定の会社のヘルメットを指定することはできないということは御了解いただきたいと存じます。
なお、本会議場に新しい折り畳み式ヘルメットを導入した場合は、従来の防災頭巾につきましては、委員室での装備や職員用あるいは傍聴者用としての利用など、再利用を図っていきたいと考えております。
この折り畳み式ヘルメットの導入について御協議のほどをお願いいたします。
以上でございます。