武正公一の発言 (憲法審査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○武正委員 まず、先ほど足立委員から指摘を受けたことが事実と異なるものですから、それについて申し述べたいと思います。
 この憲法審査会、先ほども述べましたように、一年五カ月前、六月四日の参考人質疑を契機としてとまったということでありますが、これはあくまで与党側の事情でとまったと認識をしております。それを再開するに当たって、与党から再三言われております、あるいは各党から言われておりますが、静かな環境というのが述べられておりましたので、先週、十一月十日は、本会議が委員長職権で立てられ、TPPの本会議採決が予定をされ、極めて波が高かったときでございました。
 また、もしそのまま憲法審査会が開かれれば、当日は山本農水大臣の不信任決議案を野党として提出予定でありましたので、憲法審査会のきょうの意見表明、一週間前であれば、当然、TPP特委の強行採決の不当性、山本農水大臣の資質、先ほども触れましたノリ弁当と言われる資料しか政府から出されなかった、こういった点をこの審査会の意見表明で指摘せざるを得ず、一年五カ月ぶりの再開にはふさわしくないとして、与党筆頭幹事に何か知恵を出していただけないかと求めまして、与党筆頭幹事から一週間延期の申し入れがあり、了解したものであります。
 なお、政局と切り離してというお話が再三出ますが、二〇〇五年までの憲法調査会から、今度、憲法改正国民投票法、この策定に当たる以降、二〇〇七年、安倍総理の、行政府の長として憲法改正、これにリーダーシップをとるんだという発言、そして、二〇一三年、同じく安倍総理から九十六条改正の発言、これによって、この国会、当審査会など大揺れに揺れたように、全く政局と切り離して憲法審査会の運営はできないんだということは、前回、衆議院選挙後の国会、それぞれの国会での憲法審査会幹事会でも確認をされております。
 なお、昨年六月四日、参考人質疑は、安保法案、憲法とのかかわりを聞いてはいけないとするのは、やはり当時のタイミングからいって無理があったというふうに思います。
 そういった意味では、先ほどの足立委員の発言については、事実と異なるので、指摘をし、発言の訂正を求めたいというふうに思います。
 なお、先ほど来のお話の中で、民進党は、憲法裁判所につきましては、民進党政策集で、「政治、行政に恣意的な憲法解釈をさせないために、憲法裁判所の設置検討など違憲審査機能の拡充を図ります。」としております。
 また、七十一年たっているという御指摘がございますが、フランス人権宣言、フランス憲法典の一つとして、また、アメリカ憲法、いずれも二百年以上歴史を刻んでおります。
 また、アメリカ憲法では、公民権運動などの運動が起きる前に条文が既に付されておりますが、百年たってようやくそれが実現をしたということからいいますと、やはり、同僚委員からも発言があったように、現行憲法はまだまだ生かし切れていない部分が多々あるのではないのか、こういった点も当審査会でしっかりと議論を深掘りする必要があろうかというふうに思います。
 また、押しつけ憲法論もほとんどこの場ではないじゃないかというお話が出ましたが、一番それを言っておられるのは現総理ではないでしょうか。GHQが七日間でつくられたということを再三言っておられるといったこともありますと、やはりここでしっかりとこの憲法審査会の総意として確認をし、それをそれぞれの各党が持ち帰って、各党でもやはりそのことを確認することをお願いしたいというふうに思います。
 さて、先ほど申し述べましたが、自民党憲法草案、昨日の参議院の筆頭幹事からは、バージョンアップをするということを言っておられました、二〇一二年自民党憲法草案をバージョンアップすると。バージョンアップするということは、普通はさらに高みにというか、さらにそれを深掘りするというような意味にもとられがちでありますので、改めてその真意を伺いたいというふうに思います。
 以上です。

発言情報

speech_id: 119204183X00220161117_025

発言者: 武正公一

speaker_id: 18971

日付: 2016-11-17

院: 衆議院

会議名: 憲法審査会