津村啓介の発言 (国土交通委員会)
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○津村委員 リニア新幹線を議論する際に、これは新幹線であるというふうに最初に定義したことの無理といいますか、そこから自動的に新幹線の騒音対策というルールが適用されることになって、実態とここはそぐわない部分ではないのかなというのが私の問題意識でございます。まだ開業までは十年以上ございますし、それまでに社会的なニーズがどう変化するかということもございますので、またこの議論は引き続きさせていただければと思っています。
資料二をごらんいただきますと、ことし最初の法案でした踏切道改良促進法のときに使ったグラフでございます。
調べさせていただいたんですけれども、ここにいらっしゃる国土交通委員の皆さんの平均年齢を計算いたしますと、五十二・五歳でございます。五十二年前というのは何があった年かといいますと、東京オリンピック、そして東海道新幹線が開通した年、ここに集っている私たちは大体そのころに生まれた世代ということでございます。
この棒グラフをごらんいただきますと、大体昭和四十年のところに該当するわけですね。この下の方にちょっと青いのがあって、ちょっと黄色いのがあって、そして赤いのがたくさんあるわけですけれども、これは何を意味するかといいますと、私たちが生まれたころは踏切にほとんど遮断機がなかったということでございます。第四種踏切というのは、遮断機も警報機もない、唐突に道路と鉄道が交差している踏切という、今から考えますと大変危ないものでございますが、私たちが生まれたころは八割、九割がそういう踏切だったということでございます。
時代は進みまして、足元をごらんいただきますと、今、三万三千の踏切のうちの二千八百、二千九百という、一割弱が遮断機のない踏切でございます。
さらに、一枚おめくりいただきますと、都道府県別に、どのぐらいそういう遮断機のない踏切があるのか、そして、その踏切でどのくらいの方が亡くなっているのかということを示しております。
数字がたくさんございますので、皆さん一度にぱっとなかなか御理解いただけないかもしれませんが、ざっくりと申しますと、第一種の遮断機のある踏切では年間二百四人の方が亡くなっている、または事故を起こしている、そして第四種の踏切では二十八件。これが多いと見るか、少ないと見るかは価値観の問題でございますが、この第四種踏切の二十八件というのは、東京都でも一件ございますけれども、これが東京都のどこかわかりませんが、そのほかの第四種踏切の事故というのは押しなべて、地域でというか、都市部じゃない都道府県と思われるところで起きているわけであります。
今の踏切道改良促進法、私たちも賛成いたしまして、ことしの三月にここで議論したわけですけれども、踏切道の改良促進の対象は、公道、道路法の、一項で定められているものに対象が限られています。しかし、この遮断機のない踏切というのは半分以上が私道で交差しているものでありまして、踏切道の改良促進の補助の対象にはなっていないわけですね。
ですので、まだ全国に三千近くあるこの四種踏切、遮断機のない踏切を、国土交通省が少なくとも踏切道改良促進法では支援の対象にしていないということになりますし、その他の支援というのも不十分ではないのかというのがこの第四種踏切が一向に減らない理由だと私は考えるんですけれども、過去五年間の第四種踏切一種化への支援、つまり遮断機をつけるということについての国土交通省の支援の状況をお答えください。