津村啓介の発言 (国土交通委員会)

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○津村委員 全国に三千近くあるこの遮断機のない第四種踏切について、五年間で合わせて三十数件しか支援ができていない、一年間で六件しかやっていないということですから、これはこれからあと五百年かかるわけですね。
 国土交通省さんは、大きな建前を持っていらっしゃいます。それは、踏切は社会悪である、なので新設は認めない。そして、既存の踏切も一つでも多く減らしていかなければならない。そのためには、一千万かかるんですけれども、それを多いと見るか、少ないと見るか、これも価値観ですが、四種踏切に一つの遮断機をつけるのに一千万と言われています。これをつけてしまうと、この踏切をこれからも使っていいよということの既成事実となってしまう、なので、四種踏切の一種踏切への昇格、つまり遮断機の設置というものは極力行わない、こういう方針を持っていらっしゃるわけです。
 その結果、全国で毎年多くの死亡事故が発生しているわけですけれども、都市部と地方は大きく分けて考えるべきです。
 都市部については、確かにあかずの踏切の問題もありますので、立体交差化その他、踏切改良法が想定しているような踏切廃止、踏切の削減といいますか除却に傾くのは理解しますけれども、今、地域では、買い物難民の問題等、地域交通の問題が非常に脚光を浴びている中で、立体交差化なんてとてもじゃない、遮断機のない踏切がいきなり立体交差化なんかできるわけないわけです。そうしたところで、では、どんどん廃止していけばいいのかといえば、それは地域の足がどんどん奪われていくわけですね。
 踏切をとにかく廃止していこう、遮断機をつけたら既成事実になるからやめてしまおうというのは、現在の高齢化社会の地域の実態に全く合っていないというふうに思うわけです。
 今回、この資料三の数字は、一週間前に通告をさせていただきまして、つくっていただいた数字です。なぜならば、国交省さんは、この数字をもともと把握されていなかったからです。作業の時間を考えまして一週間前にお願いしたわけですけれども、逆に言えば、把握もしていない、そういう問題意識をお持ちでないということだと思うんですね。
 今回、こういう数字をつくっていただきました。こうした現在の地域に散在する四種踏切の実態を踏まえて、大臣としても当然対策の必要性をお感じになると思いますけれども、今後の新たな取り組みについて、大臣に御所見を伺います。

発言情報

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発言者: 津村啓介

speaker_id: 34756

日付: 2016-12-09

院: 衆議院

会議名: 国土交通委員会