佐藤勉の発言 (本会議)
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○佐藤勉君 私は、提出者を代表して、ただいま議題となりました北朝鮮による五度目の核実験に対する抗議決議案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。
本院は、北朝鮮による本年一月の四度目の核実験、二月の弾道ミサイルの発射に対して、それぞれ決議により厳重に抗議してきました。しかし、その後も北朝鮮はミサイル発射による挑発行為を繰り返し、去る九日には五度目の核実験を強行しました。
再び繰り返された許しがたい暴挙に対し、本院としても、これ以上いかなる挑発行為も容認しないとのこれまでになく強いメッセージを発すべきであると認識し、本決議案を提案する次第であります。
案文を朗読いたします。
北朝鮮による五度目の核実験に対する抗議決議案
去る九月九日、北朝鮮は、核弾頭爆発実験を実施した旨発表した。
これは、決議第二二七〇号等の一連の国連安保理決議や六者会合共同声明、日朝平壌宣言に明確に違反し強行された五度目となる核実験であり、国際的な核不拡散体制に対する重大な挑戦であるばかりでなく、唯一の戦争被爆国である我が国として断じて容認できない暴挙である。また、核弾頭の運搬手段となる弾道ミサイルについては、我が国の排他的経済水域に落下したものや、潜水艦から発射したものを含め、本年一月以降、既に二十一発を発射している。
これら一連の行為は、我が国の安全に対する直接かつ現実的脅威であるとともに、地域及び国際社会の平和と安全を損なうものであり、到底許されるものではなく、極めて強く非難する。
本院は、日本国民を代表して、今般の核実験に対し重ねて厳重に抗議するとともに、北朝鮮が、これまでの諸合意に従って速やかに全ての核を放棄し、IAEAの査察を受け入れ、朝鮮半島の非核化に取り組むことを強く要求する。
国際社会は、国連安保理決議等を踏まえ、結束した外交努力を展開し、平和的な解決を模索すべきである。政府においては、国連加盟国に対し、これまでの国連安保理決議に基づく制裁措置の完全なる履行を実現するよう働き掛けを強化しつつ、非常任理事国として新たな決議の採択等国連安保理における議論を主導するとともに、各国との連携を強化し、国連安保理での取組や我が国独自の措置を通じて圧力の強化を追求すべきである。
政府はまた、核・ミサイル問題のみならず、我が国の主権及び国民の生命と安全に関わる重大な侵害である拉致問題をも含め、北朝鮮情勢に関する情報を収集・分析の上、国民に対して的確な情報提供を行うべきである。そして、国際社会が結束して北朝鮮による核・ミサイル・拉致問題の包括的かつ早急な解決を図るべく、政府の総力を挙げた努力を傾注し、もって国民の負託に応えるべきである。
右決議する。
以上であります。
何とぞ議員各位の御賛同をお願い申し上げます。(拍手)
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