麻生太郎の発言 (財政金融委員会)

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○国務大臣(麻生太郎君) これは確かに白眞勲先生のおっしゃるとおりに、それは国際連盟をつくっておいて、自分たちで、いざ批准されるとなったら国際連盟に入らなかったんだからね、アメリカは。それが戦前でしょうが。だから、そういう国だからとまずは思っておかなきゃ駄目ですよね。外交やるやつの立場なら当然でしょう。だって、そういう国だって歴史を見ればはっきりしていますから。
 したがって、このTPPも、あれまでいろいろなものを時間掛けてやった結果、今のような話に、反対ということになっていますけれども、これ今から勉強されて、やっぱりいいじゃないかと言うと、上下両院で共和党は両方で過半数を占めたという事実の方がよほど大きいんであって、法案という意味からいきますと。そうすると、TPPについてもこれは直ちにというわけにはいかないかもしれませんけれども、少なくとも上院の外交委員長を含めてこれみんな賛成ですから、そういった意味ではやった方がいいと言うだろうし。
 そうですね、今回の中西部で、多くの肉を輸出している、影響力の最も強い農業ですけれども、これはオーストラリアの肉がどんどんどんどん先に入られたらアメリカの肉が終わるなと、常識でみんな分かりますよ、この話は。だから、それはとてもじゃないなということになったり、いろんなことが考えられますので、余り決め打ちしないで、数年待って、一、二年待ってから事が進み始めるという可能性も十分にあるんだと思いますので、何も焦る話じゃないという感じはしますけれども。
 いずれにしても、この重要性というのは、やっぱり戦後国土が狭くなって経済力が落ちるというのは、これは第二次世界大戦まで世界の常識だったんですが、国土が狭くなったら国力が増大したという国が日本と西ドイツ、両方とも国土が半分以下になってそういうことになりましたので、その意味においては、それは自由貿易の結果、日本の場合、ドイツの場合、世界の中で経済力を大きく強くしたというのは歴史的事実ですから、その意味では、このTPPということに関しましても方向として決して間違っていないと私は思っていますので、長い時間を掛けてアメリカともこの話をきちんとやっていかないと。
 太平洋地域に足を伸ばしていく、ヨーロッパじゃない、大西洋国家じゃない、太平洋国家なんだというようなことを言い始めているんだったら、そういうふうに顔の向け方を、いわゆるパシフィック、太平洋に向けないと具合が悪いとなれば、このTPPというのは極めて大きな要素になるというのがだんだん理解されていくだろうと思っています。

発言情報

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発言者: 麻生太郎

speaker_id: 17218

日付: 2016-11-17

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会