黒田東彦の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(黒田東彦君) 御案内のとおり、日本銀行は、二〇一三年四月の量的・質的金融緩和の導入以降、一貫して量と金利の両面から積極的な金融緩和を行ってきております。
 日本銀行の量的・質的金融緩和は、大量の国債買入れによってイールドカーブ全体にわたって金利に低下圧力を加えるとともに、二%の物価安定の目標に対する強いコミットメントによって人々の予想物価上昇率を引き上げることにより、実質金利を引き下げることを主たる波及経路としております。本年一月にはマイナス金利付き量的・質的金融緩和を導入いたしましたが、その後の経験により、大量の国債買入れとマイナス金利の組合せはイールドカーブ全体に影響を与える上で大変有効であるというふうに判断をいたしております。
 以上のような認識に基づきまして、先般導入しました長短金利操作付き量的・質的金融緩和では、実質金利の低下効果を長短金利の操作により追求するイールドカーブコントロールを政策枠組みの中心に据えることといたしました。これによって、経済、物価、金融情勢に応じたより柔軟な対応が可能となり、政策の持続性も高まるものと考えております。
 イールドカーブコントロールの下では、長短金利の操作方針を示した上で、それを実現するように、引き続き大量の国債買入れを実施しております。量と金利の両面で積極的な金融緩和を行っているという点では、従来の枠組みと変わっておりません。
 日本銀行としては、今後とも、二%の物価安定の目標をできるだけ早期に実現するため、積極的な金融緩和を継続していく方針でございます。

発言情報

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発言者: 黒田東彦

speaker_id: 19167

日付: 2016-11-22

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会