大塚拓の発言 (財政金融委員会)

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○副大臣(大塚拓君) 御指摘のように、安倍政権のこれまでの取組によって、日本経済の雇用・所得環境、非常に改善をしてきているということを受けて、過去最高水準となった企業収益というものがあるわけですけれども、それに対して設備投資、賃金引上げが不十分だということは、恐らくこの委員会でも累次指摘をされていることだろうというふうに思うわけでございます。
 この要因としては、これも大臣からもよく答弁申し上げておりますように、デフレ不況が九〇年代以降二十年近く続いたために、企業経営者にデフレマインドがしぶとくこびりついているということがあるんではないかということが言われております。
 ちょうど私、昨日、ある中南米の大使といろいろ議論させていただく機会がありまして、その大使が力説をされておられましたのは、ちょっと最近、日本のプレゼンスがもう劇的に下がっているんではないかと。その背景として、彼は七〇年代、八〇年代の日本企業をイメージしながら、日本企業のリスクテーク能力とかアニマルスピリッツみたいなものが全く最近ないんじゃないのと、どうなっているんだ日本はと、こういうことをかなり力説をされておられまして、私もそうだなと思いながら聞いている部分があったわけですけれども、これはだから、何も国内だけではなくて、海外においてもそういう積極的に攻める姿勢というのが欠けているんじゃないかという外からの指摘であるわけでございます。
 本来は、余り政労使会議ということをやらずとも、経営者自らがいろいろ判断をして積極的に投資をする、あるいは賃金で分配をしていく、そのことによって前向きな循環を企業自らがつくっていこうとするのが本来のアニマルスピリッツの作用だろうなというふうに思うんですけれども、そういうものが残念ながら欠けている状況が続いているということもあって、政労使会議というものを政府としては立ち上げてやってきているわけでございます。
 賃金については、これによって三年連続今世紀最高水準ということで、政府がある程度リードする形で引上げというものを実現してきているわけですけれども、それ以外の分野についても、是非企業の皆様に本来の活力を取り戻していただくためにも、そういう力を、政府としても力を貸していきたいと、こういう思いもございまして、とりわけ構造改革については、今、働き方改革というのと第四次産業革命というのが焦点となっておりますので、こういったことの面である程度力を与えてリードしていくという意味で、今、未来投資会議ということと、あと、働き方改革実現会議というのを立ち上げまして、これを車の両輪として、各界の有識者の御意見も賜りながら改革を進めていくという方針で今進めているところでございます。
 これで何とか持続的な経済成長にしっかり結び付けていって、日銀の進めていただいております金融の方向性としっかりマッチをして、日本経済が再び地力を、自律的に回っていく力を取り戻していくように政府としても全力で頑張ってまいりたいと考えております。

発言情報

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発言者: 大塚拓

speaker_id: 12778

日付: 2016-11-22

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会