黒田東彦の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(黒田東彦君) 本年九月に実施いたしました総括的な検証でお示しいたしましたとおり、これまでの経験から、大規模な国債買入れとマイナス金利の組合せによってイールドカーブ全体についてある程度の影響力を与えることが可能であるというふうに判断をしております。
 もちろん、この短期金利はマネタリーベースの価格である当座預金に対する金利でございますので中央銀行が独占的な価格決定力を持っておりますし、それに対して、長期金利は短期金利の先行きに対する市場参加者の見方、その他様々なリスクプレミアムによって決定されるものであります。このため、中央銀行といえども短期金利のような精度でコントロールはできるわけではありませんけれども、先ほど来申し上げておりますとおり、大規模な国債の買入れとマイナス金利の組合せによって相当程度コントロールできると。そのことによって最も適切なイールドカーブの形成を促していくということは十分可能ではないかと考えております。
 具体的にこの幅とかレンジを申し上げるわけにはまいりませんけれども、これまでの経験、そしてこのいわゆるイールドカーブコントロールを導入した九月以降の状況を見ましても、比較的円滑にイールドカーブコントロールが達成されているというふうに思っておりますが、もとより経済、物価あるいは金融情勢も変化してまいりますので、そういった状況を踏まえて適時適切な対応をしていくということになろうと思います。

発言情報

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発言者: 黒田東彦

speaker_id: 19167

日付: 2016-11-22

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会