北神圭朗の発言 (経済産業委員会)

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○北神委員 大臣、ちょっと私は認識が違うと思うんですよ。
 確かにこれは物理学の話であります。しかし、私もこれをちょっと研究したら、この前、CERNだっけ、ヨーロッパの、スイスですね、このCERNなんかでも、大体世界の最高の科学者が一万人集まるわけですよ。八十何カ国からみんな集まって、そしてずっとそこで研究する。この中から、いわゆる素粒子物理学だけじゃなくて、いろいろな派生的な技術が発生している。(発言する者あり)まさにイノベーションの問題で、これは例えばCERNで出てきたのは、ワールドワイドウエブです。こういうのがそこで発明される。
 私も知らなかったんですけれども、何でそういうものが派生するかというと、科学者たちが研究のためにいろいろな各地にいる。場合によっては本国にもいろいろ連絡をとらないといけない。そういったときに、では、インターネットをより効果的に活用するためにワールドワイドウエブというものを発明して、これはアメリカが一般公開をして、今みんな使っているという状況です。
 あるいは、その前にも同じような、アメリカでこういういわゆるリニアコライダー的な、フェルミ研究所かな、というところで、日本でもこれからやろうとしているリニアモーターカーの技術もここから派生をしていまして、こういうことは非常に重要だ。
 もう一つ言うならば、これは非常に今微妙な段階なので、私も別にどっちを応援しているというわけじゃないんですが、二カ所ぐらい日本では候補地があるというふうに言われております。一つは岩手県なんですね。
 私はこれはそんな軽々に言っちゃいけないと思っていますが、先ほどの升田先生の話じゃないけれども、やはり東日本大震災の復興のために、今回予想されるのは五千人ぐらいですよ、科学者だけで。そして家族も来られる、そこに日本の民間の研究者も行く、いろいろな企業も多分参加したいということで、単なる補助金を出すとか、いわゆる古典的なインフラ整備をするんじゃなくて、極めて日本全体にも、技術革新という意味でのよい波及効果を及ぼすすばらしい話だと。
 先ほど文科省から言われたとおり、まだCERNの方で、どこまで日本における国際リニアコライダーでやろうとしている研究が必要なのかどうかとか、こういうことはもちろんちゃんとやらないといけないというふうに思っています。もう必要がないんだったら、それは無駄な投資になりますから。でも、もしそれが必要ということだったら、ほかの国にとられるより、絶対これはしがみついてでも、一兆円なんか大したことないですよ。
 私、さっきちょっと自分で暗算しておったんですけれども、日本の経済対策、公共事業とか、私が財務省に入ったのは平成四年なんですよ。そのときから景気対策をやっているんですが、今、平成四年から平成二十八年で景気対策で三十一、事業規模で三百九十兆円以上出している。一兆円ですよ。これはアメリカとの分担とかいろいろありますけれども、一兆円ですよ。
 これで私は大変経済成長にもつながるような投資になるというふうに思っておりますが、その辺の御認識はどうでしょうか。

発言情報

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発言者: 北神圭朗

speaker_id: 4662

日付: 2017-05-12

院: 衆議院

会議名: 経済産業委員会