北神圭朗の発言 (経済産業委員会)

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○北神委員 先ほど申し上げたように、いわゆる短期的な景気循環というのは、山谷は、こんなものはほっておいても上がったり下がったりする部分はある。さらに、毎年のように補正予算を組んで財政出動をし金融緩和をすれば、それも当然プラスには働く。その分、谷も急にはなると思いますけれども。
 こういう中で、資料をお配りしていますけれども、二ページ目、「我が国経済」というところを見ると、力強さは見られないものの、それなりに、そんな悪い状況ではないし、皆さんいつも得意げにおっしゃる有効求人倍率とか、それもそのとおりだと思います。だから、それは別にそんな否定はするつもりはないんです。
 ただ、三ページ目の方をごらんいただきますと、「需給ギャップと潜在成長率」という、これは日本銀行の資料で、私は、日本銀行というのは、今回も久しぶりにこの資料を読ませてもらったけれども、いわゆるシンクタンクとして本当にすばらしい分析もされているというふうに思います。
 需給ギャップと潜在成長率ということで、単純化して言えば、需給ギャップというのは、短期的な景気の部分です。潜在成長率というのは、いわゆる供給側で、潜在的に日本の供給能力、生産能力というのはどのぐらいあるのかというグラフであります。
 私は、需給ギャップについては、これをごらんのとおり、八七年代のバブル経済はちょっと異常でしたけれども、それ以降、確かに需要がちょっと足りないなと。どちらかというと需給ギャップが弱まっちゃっているところが多々見られるというふうに思いますが、二〇〇八年のリーマン・ショックでがたっと落ちて、いつも民主党政権がだめだとかおっしゃいますけれども、さすがに皆さん、リーマン・ショックは民主党政権のせいだと言わないと思いますので、こういう外生的な要因で非常に、多分、戦後の経済でもこんなに落ちたことはないというふうに思います。
 そういう中で少しずつ上がってきて、東日本大震災に打ちのめされ、タイのあの洪水で自動車産業も打ちのめされ、少しずつ上がってきて、確かに、アベノミクスは多少加速化したとか、そういう面はあると思いますけれども、基本的な循環の中で、ほっておいてもある程度回復していたと私は思います。それがいいのか悪いかは別ですよ。加速するのがいいのかもしれません。それを申し上げるつもりはないんですが。
 まず内閣府にお聞きしたいのは、需給ギャップは、アベノミクスというのはそれなりの効果があると思います。しかし、いわゆる潜在成長率というのは、私はやはり長期的な経済成長につながるというふうに思っていまして、升田さんの話じゃないですけれども、内閣府の試算でいえば、四十年後になるともう労働力人口が半分ぐらいに減っていくという状況の中で、どんどん市場が縮小していく。いわゆる潜在成長率もどんどん下がって、今、既にゼロ%後半ですわ。ゼロ%近傍ですよね。最近、日銀が見直してちょっと上がりましたけれども、そんなに上がっていない。
 これをほっておいたら、多分ゼロになり、マイナスになっていくというふうに思っています、自然の流れでいけば。これはもうずっと下がりっ放しですから。
 そういう中で内閣府としては、アベノミクスというのは、物価を二%上げる。仮に二%に到達した、それも継続的に二%をずっといくというふうになれば、これで潜在成長率あるいは経済成長率というのは上がるんでしょうか。

発言情報

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発言者: 北神圭朗

speaker_id: 4662

日付: 2017-05-12

院: 衆議院

会議名: 経済産業委員会