北神圭朗の発言 (経済産業委員会)
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○北神委員 デフレマインドであれば、設備投資をしなくなる、控え目になる、そうしたら資本投入量が減って成長率に影響する、そういう意味ですね。だから、確かにそういう面もあると思います。
しかし大臣、みんな当たり前のように言うんですけれども、例えば、資料でいえば六ページをちょっとごらんいただくと、CPI、消費者物価指数、物価の総合指数と実質GDPの数字なんですが、ごらんのとおり、デフレのとき、二〇〇〇年からずっとデフレなんですけれども、たしか小泉政権のころだと思いますけれども、このときもGDPはプラスになっているんですよ。
つまり何が言いたいかというと、これもまたいろいろな議論はあるんですけれども、健全なインフレ、いいインフレと悪いインフレがありますから、石油ショックなんかは最高のある意味ではインフレですから、これは決して経済にいい話ではないので、いわゆる需要喚起、需要型の、物価が上がるということは、マイナスよりはいいというふうに思います。しかし、別にデフレでも、成長というのは、いわゆる短期的な意味で、することはするというふうに思っています。
そういう意味で、私は何もけちをつけるつもりじゃなくて、やはり大事なのは、経済成長というのは、一般的に言えば、資本投入量と労働投入量と、それといわゆる技術進歩だと。アベノミクスというのは、確かに私は資本投入量には多少意味があるというふうに思っていますが、大体、資本投入量とか労働投入量というのは、余りこれは効果がないんですよ、その三つの要因の中でも。やはり一番大事なのは、技術進歩です。
昔、ソ連の経済分析をしたときでも、もうめちゃくちゃ一時期景気がよかった。これはみんな分析したけれども、それは単に強引に共産主義のもとで資本投入量と労働投入量をふやしているだけで、それで経済成長は上がったけれども、そういうのは長続きしない。
アメリカの、いわゆる経済成長論の大家であるソローという経済学者なんかは、アメリカの経済成長をずっと分析すると、八割が技術進歩だ、あとの二割が資本投入量、労働投入量という意味では、やはり、いわゆる技術進歩というのが一番私は重要だというふうに思っております。なかなかそれは言うはやすしで、では、技術進歩というのは何なのかというのは、非常にまた神学論争的なところがありますけれども。
ちょっとまず日銀さん、せっかく呼んでいますので。先ほど大臣は、日銀の金融緩和も非常に功を奏しているという認識を示されましたけれども、その目標である二%、どこまで近づいてきて、皆さんは、これはうまいこといっているのかと、そういうふうに自信があるのか、お聞きしたいと思います。