上川陽子の発言 (憲法審査会)
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○上川委員 自由民主党の上川陽子でございます。
本日は、第一章の天皇制についてをテーマに、実に真摯な御議論をいただいているものというふうに考えております。私は、この審査会におきまして、今後こうした議論をさらに深めていくということができるよう、ぜひ二点につきまして御検討いただきたいということで申し上げたいというふうに存じます。
まず第一点につきましては、昨年百九十二回の臨時国会、さらに今回の通常国会、二つの国会にわたりまして、この審査会におきましては、延べ九回に及ぶ真摯な御議論を重ねてきたというふうに思っております。
昨年は、十一月十七日に、憲法の制定経緯、公布七十年を振り返って、さらに、十一月二十四日には、立憲主義、改正の限界、違憲立法審査制、さらに、ことしに入りましても、三月十六日、そして二十三日と、参政権をめぐる諸問題、また、国と地方のあり方、地方自治の問題につきましては、四月二十日、五月十八日、また、新しい人権等については、五月二十五日、六月一日、さらに本日、六月の八日、象徴天皇制をめぐるテーマを扱っているところでございます。
また、そうした中で、外部の有識者の方々もこの審査会にお招きをして、参考人として、それぞれのテーマにつきまして、国際的な動向や、また学説上の議論、また国民によりましての憲法改正議論のあり方などにつきまして、大変示唆に富んだ御議論をいただき、この審査会における厚みのある議論に大きな御貢献をいただいたものというふうに思っております。
各審査会におきまして、それぞれの委員の皆様からの御発言につきましては、その要旨につきましても、例えば憲法のニュース等で御紹介をしているところでございます。国民の皆様にもその内容につきまして広く御理解をいただくことができるということでございます。
この二つの国会を通して、この場で真摯な議論を重ねてきたということを踏まえて考えると、これからの議論をよりさらに掘り下げていくためにも、ここは、会長そして会長代理におかれましては、この間の九回の審議を総括していただくような形でのメモを、レポートというような形でおまとめをいただき、またその次なるステージにおいての議論を深めていくための大変大事なものとしてこれを発表していただくことができればというふうに思っておりますので、その点についてどうぞよろしくお願いしたいというふうにも思います。
さらに、二点目でございますが、先ほど根本委員の方から御発言がございましたけれども、この審査会におきましての議論でございますが、あくまで国民投票によって国民の総意を見つけ出す、憲法改正のプロセスはそうしたプロセスを大切にしながら進めていくべきものであるということでございます。これが国民主権の理念にもかなうものというふうに考えるところでございます。
この審査会におきましても、これまで議論を重ねてきた長い歴史的な積み上げの中のところをさらに掘り下げていくべく、具体的でまた現実的な案を提起することができるような場をさらにこの審査会においても深めていただくことができるように、この二点につきまして、どうぞよろしくお願いを申し上げ、発言とさせていただきます。