麻生太郎の発言 (財務金融委員会)

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○麻生国務大臣 私が向こうに行ったときは、まだスティーブン・ムニューチンという人は議会で承認をされておられません。五十対五十で、一回は、副大統領の一票で入って、五十一対五十で上院は通ったんですが、その他のところは通らず、実は問題というので月曜日に延ばされて、月曜日の午前中が午後になって、午後六時だったかな何かで、こっち時間で九時半だったと思いますが、その辺で通ったのが、五十三対四十七ぐらいで通っていますので、そういった意味では、いろいろ、内部の中にも反対があるという人なんでしょうけれども。
 仕事はできる、それから、GS、ゴールドマン・サックスだかJPモルガンだかで、日本に半年いたと言ったかな、半年ぐらいいた経験があるので、東京がどうたらとかいろいろな昔の話をされるそうですから、そういった意味では、日本に詳しい、詳しいとは言いませんけれども、知っている人なので、全くの無知ではない。
 それから、金融に関しては、為替、こういったような話やら何やらに関しては、これはもう、彼の上司というのをちょっと知っておりましたものですからその上司から聞き出した話は、おやじほどすさまじいトレーダーではないけれども、おやじに比べて能力は落ちるが人柄はいいぜと教えてくれたので、ああそう、サンキューと言って、そいつにはお礼を言ったんですが。私は直接知りませんので、情報しか知りませんけれども。
 少なくとも、為替やら何やらで、トレードなんかの話で為替を介入させる、これはG7、G20では全然その話は今通りませんから、そういったことはできないというのが国際情勢であって、事の知識だけはしっかりしているという話の保証だけはもらっていますので、そういった話を避けて、きちんとした話をしていかないかぬのが一点。
 それから、G7の中ではみんな知っていますけれども、少なくとも、二〇〇八年のリーマン・ブラザーズの破産のときに、あの騒ぎのときに、日本が十兆円のローンをやってIMFを安定させて、そのときに、イギリスとアメリカが先頭を切って金融緩和をやって、ポンド安、ドル安をやったというのの、間違いなく切ったのは向こうがやったのであって、うちはその間じっと黙って耐えた方ですから、七十円まで円が暴騰させていった間、あのとき日本も同じことをやったら一九三〇年代のあの騒ぎと同じようなことになったはずなのに、日本が耐えたからなったんだろうがということはよく向こうも知っている、これだけは間違いないという話だったので。そこがわかってもらわないと、最近のことしか知らない人たちばかりを相手に話していると、今の話しかしませんので、そういった点はしっかりしていることは確かだそうです。
 こういった話をわかっておいてもらうのであればいろいろな話の仕方もありますので、今後とも、日本が金融緩和で円安だなんて言われたって、まだおまえ、俺のところはリーマン・ブラザーズのときのあれが、二百四十円が百二十円まで円高になったときでしたから、まだ百二十円まで行っていませんから、うちは円安と言われる覚えはない、まだ円高の方なんだということが言えるという状況が頭に入った上での話をするのと、そうじゃないのと全然意味が違いますので。
 そういった意味では、これからゆっくり話をしていかないかぬところだと思いますが、どの道、バーデンバーデンのG20が最初のときになるんでしょうから、そういったときからいろいろバイでスタートさせていかないかぬと思っておりますけれども。
 私のときはジャック・ルーという人とその前のガイトナー、そこらあたりが私の最初だったんですけれども、その人たちも最初はえらい基礎的知識を覚えてもらうのに時間がかかりましたけれども、この人の場合、最初からそこのところはわかっておるという、本当かどうか知りませんよ、という話ですから、そこらでは話がしやすい人なのかなとは思っております。
 いずれにしても、向こうもアメリカを背負って出てくるので、こちらもこちらの国益に沿って戦っていかないかぬところだと、戦っていくと言うとちょっと聞こえが悪いですね、話し合っていかないかぬところだと思っております。

発言情報

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発言者: 麻生太郎

speaker_id: 17218

日付: 2017-02-15

院: 衆議院

会議名: 財務金融委員会