赤羽一嘉の発言 (東日本大震災復興特別委員会)

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○赤羽委員 私たち公明党も、いかなる困難があろうとも、与党として責任ある立場でしっかりとフォローしていきたい、こうお約束をしたいと思います。
 次に、福島イノベーション・コースト構想と福島復興相双官民合同チームについて、これは、福島イノベーション・コースト構想について、私自身がつくり出した責任者として、これまでの経緯を、僣越ながらちょっと申し上げたいと思います。
 私も、一年九カ月間、この地域を回っておりまして、ある日突然、原発事故でふるさとを追われ、その将来のめどが全く立っていない、ふるさとを追われた上に、これからの希望も夢も持てない地域に、何とかしなければいけないという必死の思いでございました。
 私自身は、一番苦しまれた方々が一番幸せになる権利があるはずだ、その思いの中で、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックでは、世界じゅうの方々が日本を訪れる、そうした方々が瞠目するような、この浜通り地域の再生をすることが政府の責任だ、こういう思いでおりました。まさに、この地域は歴史と文化がありまして、大変すばらしい美しい自然環境があるこの浜通りの地域を再生しながら、また、新しく生まれ変わらせていかなければいけないと。
 米国のハンフォードという地区がございます。復興大臣も、国会終了後にぜひ行っていただきたいんですが、この地域は、かつてマンハッタン計画の中心拠点でございましたが、後に放射線漏れの事故を起こしまして大変な状況になりました。その中で、国立研究所を設置して除染とか廃炉を全てやり切った。
 それだけではなくて、新たにブドウ畑をつくり、ワインの製造をし、新たな産業を興して、新しいコミュニティーをつくり出して、人口も実はすごくふえているんです。アメリカの州の中で、人口増加の上から五番目ぐらいに数えられるぐらいの再生がなされた地域でございまして、私は、この米国のハンフォード地区こそ、福島の浜通りの模範となるモデルだと思って、この福島イノベーション・コースト構想というものを、このハンフォード地区の復興を例にとって練り上げたわけでございます。
 このことというのは、事故炉の廃炉という人類史上初めてのチャレンジをなし得るためには、世界一のロボットの技術開発の拠点にしなければいけないし、また同時に、原発事故で被害に苦しむ福島だからこそ、再生可能エネルギーと水素の大拠点もつくらなければいけない、また、風評被害に負けない最新鋭の近代的な農林水産業も生み出していかなければいけないという思いで構想をつくったわけでございますが、先ほどの御質問にもありましたように、最初、でき上がったときは、まさに絵に描いた餅でありまして、どこも相手にしない。経済産業副大臣がつくった私案でありながら、経済産業省も、いや、これは持ってこないでくれと。復興庁も、当時の事務次官に、明らかにこれは経済産業省が勝手にやっていることだからと、誰もまともに相手にしてくれない。
 しかし他方で、福島の皆様は本当に真剣に期待をしてくれている。ですから、あの骨太方針のやりとりも、私も深くかかわっていましたが、脚注に入れるのが精いっぱいだったんです。
 ところが、安倍総理が本会議の中で、福島イノベーション・コースト構想というものをはっきりと答弁してくれたことによって、政府も各局も重い腰を上げて、今ようやく、時間もかかりましたけれども、法定化されることになったわけです。
 残念ながら、この福島イノベーション・コースト構想なんですが、法律の中では、福島国際研究産業都市構想という、漢字になっていまして、私は、これはひどく反対したんです。誰がこんな勝手にやったんだと。こうしないと法制局は通らないと。しかし、私がつくった構想を何で勝手に変えるんだといって、説明に来いと言っても、これは来ないんですよ。
 これは、ちょっと話がずれますけれども、法律の名前をどうするかというのを、法制局が独占的に決めるなんというのは、私は、根本的に変えなければいけないし、片仮名じゃまずいなんという話は、全く通らないということを、ちょっとあえて付言しておきたいと思います。
 まず、この福島イノベーション・コースト構想は、そういった経緯があるということなんです。
 あたかも、どこか政府がこうしたことを予定していて、官民合同チームもそうなんですが、何か、今の復興庁も、経産省も、内閣府も、担当の職員もがらっと変わりましたので、でき合いのものを淡々とこなすみたいな形では私は絶対うまくいかない、魂がないとこれはやり切れないと思います、新しいことですから。
 官民合同チームだって、八千社を相手に四千六百社の訪問でヒアリングするなんということは、これは高木現本部長が現場の中で苦しんで、これしかないと思って決めたこと、それが今、ようやく国としても認める。
 福島イノベーション・コーストも、私の私案として絵に描いた餅も、いろいろな変遷があって、ようやく国として認められた。このプロセスをぜひ継承していただきたい。ここなしには、その魂なしにはできないということを、浪花節みたいな質問ですけれども、ここは私は一番大事だということを申し上げておきたいのでございます。
 具体的には一つだけあるんですが、福島イノベーション・コースト構想で今具体的になっているロボットテストフィールド、この前もドローンの実験が大変うまくいった。しかし、このロボットテストフィールドは、世界一のものを目指している以上、日本でオンリーワンでなければいけないんですね。経済団体とかいろいろな政策要望を聞くたびに、私は、ロボットの話が出ると、福島のロボットテストフィールドというのは知っていますかと言うと、まだ認知されていないんですね。
 いろいろなところでやる。ロボットオリンピックも福島でと言っていますが、一部しかできなくて、一部はやはりどこか企業のフィールドでやるみたいな話になりがちなんですが、これは、経産省なのかもしれませんが、政府全体で、政府の責任として世界一のロボットテストフィールドをつくる。
 同時に、これはロボットテストフィールドだけじゃなくて、研究開発拠点だけじゃなくて、基準の認証制度の拠点、世界的にはNISTという権威があるんですが、そのNISTに負けないようなものを福島でつくるということが、実はこれは一番の具体的なプロジェクトの肝だというふうに認識しております。
 このことについてお答えをいただきたいと思いますが、経産省でも結構ですので、よろしくお願いします。

発言情報

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発言者: 赤羽一嘉

speaker_id: 22425

日付: 2017-04-06

院: 衆議院

会議名: 東日本大震災復興特別委員会