門博文の発言 (法務委員会)
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○門委員 おはようございます。
早朝から、五名の参考人の皆さん、大変お疲れさまでございます。御苦労さまでございました。
きょうは、五名の皆様方のそれぞれの陳述について、時間も少ないものですので、均等に御質問させていただけるかどうかわかりませんけれども、前もってお断りをさせていただいて始めさせていただきたいと思います。
この法律について、この週末、私も地元、和歌山ですけれども、二、三カ所で座談会だったりミニ集会がありまして、まさに今お話がありましたけれども、国民のためにということでいいますと、有権者の方々に、本来のテーマとは別に、このことについて少しお伺いをさせていただきました。
皆様方もマスコミ等を通じていろいろな知識とか情報はお持ちだとはいうことだったんですけれども、その場で挙手をしていただきまして、テロとかいうことが心配されている世の中で、この法律が必要と思いますかという単純な質問をさせていただいたところ、私の支持者ということでもあったのですけれども、ほとんどの方々が挙手をされて、この法律は必要だというふうにお答えをいただきました。しかし、もう一点、では、この法律のことについて御理解されていますかということを続けてお尋ねしますと、今度は逆に、ほとんどの方々が手を挙げられないような現実もありました。
先ほどからありましたように、やはりここは、我々はここで質疑を通していろいろ議論を深めていっていますけれども、我々の後ろ側には絶えず国民の皆さんがいらっしゃるということで、国民の皆さんの理解をまだまだこれから高めていかなければいけないなというふうに思っているところであります。
私自身は、司法試験にも挑戦したこともありませんし、もちろん合格もしておりませんので、きょうここにいらっしゃる皆さん方の中には、司法試験合格者も、それに挑戦された方もたくさんいらっしゃる中で、国民の目線で質問をさせていただきたいなというふうに思います。
この法律が必要とされている背景の一つとして、巷間言われていますように、二〇二〇年に東京でオリンピック・パラリンピックが開かれる、そういうことを三年後に控えた今、残念ながら、世界じゅうでは残忍なテロが各地で多発をしております。私が子供のころから考えますと、随分、国際的にこういうテロというものがふえているし、これからもまたふえていくし、それからまた、その背景もどんどん国際化していくのではないかなというふうに懸念を持っているところであります。
それで、二〇二〇年の東京オリンピックはもとよりですけれども、現在から東京オリンピックのときまで、そしてまた東京オリンピックの後も含めて、私たち、この日本はさまざまな交流をしていっているわけで、特に、御承知のこととは思いますけれども、現在、外国から来られる観光客の皆様方が大変増加をしておりまして、二千万人を大きく超えて、ことしはもっともっとふえていくというような中で、海外の人たちが日本の社会を見る目というのも、従来にも増してこれから大変注目されていくということになってこようかと思います。
ですから、日本で暮らす我々はもとよりですけれども、海外からお越しいただく、日本を訪れてくれるような方々の生命の安全や、そういうものを守っていくためにも、とりわけ、テロに対しての万全の備えということは喫緊の課題であるのではないかというふうに思います。
お聞きしていますと、この法律ができ上がって、そして現在、お話、話題の中にもありましたけれども、いわゆるTOC条約が締結されれば、この条約の締結に基づいて国際的な捜査共助や犯罪情報の共有などというものが、国際協力が非常に積極的に行えるというふうに認識をしております。
さっき水際の話もありましたけれども、私自身も、ちょうど一月ほど前、地元に関西空港がありますので、関西空港の出入国審査の現場に行ってまいりました。今、たくさん人がふえているので、窓口をふやしたり人をふやしたり、どうするかということでやっているんですけれども、その中で、バイオカートという新しい、法務省が開発した器具が入っておりまして、指紋の取得それから顔写真の取得というようなことが全部の入国者に対してやられていたんです。
そのとき審査官の方がおっしゃっていたことで、ここでとったものがすぐ、入国審査のところへ行く間に、全部基本的には、テロリストとか含めた、好ましくない、入国させてはいけない人たちの、ブラックリストとおっしゃっていましたけれども、それに照合して、窓口に来たときにはその人がそれに該当する方かどうかわかるんだというふうに言われていました。
しかし、これはまあ私の想像ですけれども、現在TOC条約をまだ締結できていない中でいうと、照合するブラックリストのデータそのものもひょっとしたらまだ上級レベルのものになっていないかなというふうに思いますと、私自身は、この条約の締結ということは最も急がなければならないことだなというふうに思っております。
そこで、この議論の段階が、条約を締結することを是とするか是としないか、締結するためには国内法を整備しなければいけないのか整備しなくてもいいのか、そして整備する国内法の内容がどうであるか、いろいろなところの議論の段階があると思うんですけれども、陳述の中にもあったかと思いますけれども、改めて、その一番入り口のところの、条約を締結すべきかどうかということについて、それぞれ五名の皆さんから端的に、すべきかどうかという御判断のお返事を賜りたいと思いますけれども、よろしくお願いいたします。