泉健太の発言 (本会議)
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○泉健太君(続) よく安倍総理も人の名前を名指しして質疑をされますね。
与野党で誠実に取り決められた申し合わせ事項を与党は次々とほごにしました。質疑者の要請がないままに政府参考人を出席させ、慣例で認められてきた質疑者の資料配付を与党側が阻止する、こういったことは数の横暴にほかなりません。大変情けない。良識のない数の暴挙に断固抗議をしたいと思います。
不信任の第三の理由は、安倍内閣の経済財政運営です。
アベノミクスの現実は、経済成長率が何よりも物語っています。
二〇一六年は、実質一・二%、名目一・一%、直近の二〇一七年一—三月期も、年率換算では実質一・〇、名目ではマイナス一・二という惨たんたる数字であります。二%の成長も名目GDP六百兆円への道筋も全く見えません。
成長戦略も一向に成果が上がりません。
総理は一月の施政方針演説で、イノベーションを次々と生み出すための規制改革、安倍内閣は三本目の矢を次々と打ち続けますと大見えを切りながら、結局は、先ほどの西村議員の御指摘のとおり、総理のリーダーシップでお友達だけが通る小さな穴があいただけ。友達ではない事業者にとっては、相変わらず規制や手続の高い壁がそびえ立っております。
また、日本のビジネス環境を二〇二〇年までに先進国中三位にすると掲げながら、いまだに二十六位であります。
二〇二〇年度の基礎的財政収支黒字化目標の達成も不可能なことは明白です。安倍内閣のエンジンが空吹かしでしかないことは誰の目にも明らかであります。
不信任の第四の理由は、一億総活躍社会の失敗です。
保育士の処遇改善では、月額五万円引き上げを目指す我が党案に対し、政府案は、全ての職員を対象に行う処遇改善はわずか二%、月額六千円程度にすぎません。全産業平均との賃金差を埋めるためには全く不十分です。
さらに、平成二十九年度末には待機児童ゼロ、これも、つい先日、三年も先送りをされてしまいました。
働き方改革も、長時間労働規制を打ち出しながら残業代ゼロ法案を掲げており、完全に矛盾しております。
そして、介護保険法では、国民への説明が不十分なまま負担割合の引き上げを行いました。介護サービスの利用を控え、介護離職者がふえかねず、介護離職ゼロにも完全に逆行します。
国民生活の実態をわかっていない政権には、やはり去ってもらわなければなりません。
各閣僚についても申し上げます。
隠蔽内閣を取り仕切り、人格攻撃まで行う官房長官。それに従うだけの文科大臣と地方創生担当大臣。地方創生担当大臣においては、一番のガンは文化学芸員、この連中を一掃しないとだめと事実誤認の不見識な発言をし、ひんしゅくを買ったことも思い出されます。
そして、省内を掌握できず、右往左往し続けた防衛大臣。森友学園問題で、弁護したことはないと強弁しながら、結局撤回し、謝罪に追い込まれた。また、やめたとはいえ、前復興大臣は、自主避難者に対し、本人の責任と発言、東日本大震災については、まだ東北だからよかったと暴言を連発しました。法務大臣については、もう繰り返しません。
そして、安倍総理自身が最大の問題であります。
とどまりを知らないお友達優遇政治、我が国を監視社会へと変容させる姿勢、経済財政運営の失敗をも認めない姿勢は、我が国の民主主義と経済的繁栄を破壊しかねない危険なものであります。
国会では、質疑者にやじを飛ばし、野党のせい、印象操作と連発。そして、読売新聞を熟読していただいてと、一国の総理として、もはや増長の域を超えている。
自民党の皆さん、私は、皆さんの中からこそ、我が国を救うため、安倍内閣を打倒する声が上がるべきだと思っております。(発言する者あり)堀井さん、うるさいやじはやめてください。
絶対的な権力は絶対的に腐敗する。イギリスの政治家ジョン・アクトンが指摘したとおりであります。
以上を申し上げ、私の不信任案への賛成討論といたします。(拍手)