茂木敏充の発言 (予算委員会)
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○茂木委員 ありがとうございます。
この図をごらんください。実はこれは、AI、人工知能によりますレンブラントの新作の肖像画であります。マイクロソフト社とオランダのデルフト工科大学などがチームを組んで、レンブラントの特徴となる絵画の色遣いや構図などをAIに徹底的に学習させまして、最後はレンブラントの絵の具の厚みの特徴を出すために3Dプリンターも使って、レンブラントの新作を昨年完成させたわけであります。
このように、AIに代表される第四次産業革命はここまで急速に進んでおりまして、我が国としても、これまで以上のスピードで取り組んでいくことが必要であります。まずはやってみることだと思います。AIや第四次産業革命を一つ一つ具体的な成果につなげていくために、政府としてもしっかりと取り組み、予算面、税制の面、規制緩和を進めていただきたいと考えております。
それでは、働き方改革、こちらに移らせていただきます。
総理が施政方針演説で最大のチャレンジとされた働き方改革であります。昨年の九月の予算委員会でも、働き方改革の主要政策課題として、図七にお示しをしましたように、五つの課題、一つは、非正規雇用の処遇の改善、二つ目に、長時間労働の是正、三つ目に、より柔軟な働き方への環境整備、四つ目は、希望する分野への就労に向けた人材の育成、最後に、育児、介護の人材不足解消、この五点を挙げ、総理にも質問させていただきました。
昨年来、自民党でも働き方改革に関する特命委員会を立ち上げまして集中的な検討を進めておりますが、きょうは、特にこの中で二点について、政府の検討状況を確認したいと思っております。
まず、長時間労働の是正の問題であります。
一昨年のクリスマスになりますが、電通に入社して一年目の女性社員が過労自殺するという大変痛ましい事態が発生をいたしました。このようなことは二度と起こらないようにしなくてはいけない、このように考えております。
働く人たちの健康を守るためにも、また子育てなど多様なライフスタイルと仕事を両立させるためにも、長時間労働の慣行を断ち切ることが必要であります。このことが、経営側にもより効率的な仕事のやり方を求めることにつながっていくんだろうと思っております。
そこで、民進党など野党四党は、長時間労働を規制する法案を国会に提出し、国会審議を求めているわけであります。しかし、野党の法案、この内容をよく見てみますと、時間外労働の上限について、厚生労働省令で定める時間を超えない範囲内としているだけで、具体的に誰に何時間の上限をかけるか全く決めていません。これでは実効性がなく、全く意味がない、このように考えております。
自民党は、野党の提案している省令、省庁に丸投げではなくて、労働基準法そのものを改正して、月何時間までと明確に時間外労働の上限を法律上定めるべき、しかも罰則つきのものとすべきだと考えております。
総理のお考えを伺いたいと思います。