畠山和也の発言 (予算委員会)

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○畠山委員 私は、日本共産党提出の二〇一七年度予算組み替え動議に賛成、政府提出の二〇一七年度一般会計予算外二案に対して反対の立場から討論を行います。
 政府提出の予算案に反対する理由の第一は、本予算案が、日本社会の大問題である貧困と格差の広がりを正すどころか、アベノミクスの行き詰まりのしわ寄せを国民に押しつけ、暮らしを痛めつけるものになっている点です。
 社会保障費の自然増分を一千四百億円抑制することを初め、社会保障の各分野で国民に給付減と負担増を押しつけています。中小企業対策費も農林水産関連予算も昨年より減っています。文教予算も、先進国で最低レベルから脱して抜本的拡充に踏み出すべきです。
 また、政府が真剣に働き方改革を唱えるのならば、厚労大臣告示を残業時間の上限として規制するべきです。
 アベノミクスの行き詰まりが税収や財政面でも隠せなくなってきた点も重要です。二〇一六年度第三次補正予算では、税収の落ち込みを穴埋めすべく一・九兆円もの国債の追加発行を余儀なくされました。二〇一七年度は、所得税収も消費税収も前年度より減ると見込まれています。経済政策の抜本的転換が必要です。
 反対理由の第二は、日米同盟第一の立場で、世界でも異常な米国追随の姿勢を鮮明にしている点です。
 一般会計の軍事費総額は五兆一千二百五十一億円となり、三年連続で過去最高を更新しています。日米地位協定の負担原則に反する駐留関連経費も過去最高となり、大学などを軍事研究に動員するための予算は対前年比で十八倍に激増しています。
 日米首脳会談での共同声明は、米軍新基地建設について、辺野古が唯一の解決策としていますが、断じて許されません。辺野古沖での海上工事の中止を強く求めます。
 内戦状態が続く南スーダンから自衛隊を直ちに撤退すべきです。
 反対理由の第三は、不要不急の大型公共事業を優先し、原発再稼働や破綻した核燃料サイクルを推進するものとなっていることです。
 三大都市圏環状道路、国際コンテナ戦略港湾など大型公共事業を優先し、技術面、安全面、環境面で問題が指摘されているリニア中央新幹線に巨額の公費をつぎ込もうとする無責任なやり方は、到底認められません。
 福島第一原発事故の賠償、除染等に係る費用を、東電を初めとする原発利益共同体に応分の負担を求めることなく国民にツケを回すことは、断じて認められません。原発再稼働と核燃料サイクルを断念する政治決断を下すことを強く求めます。
 文科省を初めとする天下り問題や、大阪・森友学園をめぐる疑惑はますます深まっており、真相の解明はまさにこれからです。
 共謀罪法案の国会提出は断念することを強く求めます。
 なお、民進党提出の組み替え動議については、貧困と格差を是正する点で、部分的ではありますが、保育士等の給与引き上げ、小中学校の給食費無償化に向けた負担軽減、中小企業社会保険料負担軽減などは必要なことであり、賛成を表明するものです。
 以上で私の討論を終わります。(拍手)

発言情報

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発言者: 畠山和也

speaker_id: 21732

日付: 2017-02-27

院: 衆議院

会議名: 予算委員会