世耕弘成の発言 (経済産業委員会)
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○国務大臣(世耕弘成君) 今の御質問、随分いろんなことがてんこ盛りになっていてなかなか答えにくいんですが、この法律との関係ということで整理しますと、やはり地方の中小企業を活性化していくには二面の取組が必要だと思っています。まず一つは、個別のやはり中小企業を支援をして生産性を上げていく、付加価値を高めていくというアプローチ。もう一つは、今回、地域経済牽引事業という呼び方になっていますけれども、一つの固まりとして面的に事業を応援をしていく、その中には複数の企業が入っている。この両方をしっかりやっていかなければいけない。
個別の応援に関しては、去年の七月に施行されました中小企業等経営強化法、これをしっかり活用していくことが重要だと思います。経営力向上計画、これが認定されれば、サービス産業であっても固定資産税の軽減措置が受けられるという、これは画期的な取組であります。去年の七月から今年の四月末までの十か月で、もう既にこれ、所管省庁を超えて二万件の認定が行われているところであります。だから、まずこれを個別の企業に対してはしっかり使っていく。
そして、面的には、今回のこの地域未来投資促進法案をしっかり使って、これは、今度は逆に、地方創生推進交付金ですとかあるいはまた設備投資減税がサービス産業でも使えるという形になってきますので、地域経済牽引事業に対してこういった施策を規制緩和とも併せて集中的に投入をしていくということをやっていきたいというふうに思います。
これらの施策がほかにもいっぱいあります。いっぱいあって分かりにくいというのは、これ、我々もよく反省をしなければいけないというところでありまして、これは経産省だけじゃなくて、中小企業というのは、建設業でいえば国土交通省、運輸業もそうですね、あるいは生活衛生だと厚労省とかいろいろあるわけでありますから、省庁を超えて各地方がもうちょっと現場を歩いてしっかり説明をしていくことが非常に重要だというふうに思っております。
最終的に、私はやっぱり地方の中小企業の開廃業率をもっと上げていきたい。後継者がいないから泣く泣く廃業、これはよくないですからしっかり支援していかなきゃいけないと思いますが、もう駄目だという分野に関しては、そこにしがみついているのではなく、例えば今回の地域経済牽引事業を見て、こういう分野でこの地域は進んでいくのか、であればその裾野であるこの分野にチャレンジをしようというような取組をしっかり進めて、前向きな開廃業というのをしっかり進めていく姿に持っていきたい。日本は、残念ながらまだ開業率、廃業率ともOECD諸国に比べて非常に低いレベルにある。その中には、なかなか未来の展望が持てなくて、今の仕事にもうしがみついて一生懸命やっているんだけどなかなか展望を開けない、そういう人たちに、こっちでやるともっといけますよというような、そういうことをできるように持っていければなというふうに思っております。