丹羽宇一郎の発言 (国際経済・外交に関する調査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(丹羽宇一郎君) 私、実は数日前も沖縄に行っておりまして、沖縄の方ともお話をしていますが、やはり一番の問題は沖縄の県民の安定した生活ということでしょう。あるいは、漁業の問題についてもそうだと思いますね。
 実は、軍事ジャーナリストの有名な方と最近もお話をちょっとお聞きしたんですけれども、対中国に力と力でいった場合に絶対に負けるだろうと言うんですね。それは、私はよく分かりませんけれども、要するに、軍事対軍事ということになると制空権は完全に中国に握られているんではないかというふうに言っておりまして、そうすると、沖縄の基地の存在というのは一体どうなんだというようなこともそのときの議論になったわけでありますけれども、基本的にはやはり日米同盟というものがあって初めて現在の北東アジアの平和の安定というものがあるんではないかという前提に立って考えますと、急激に今その基地を全部なくしてというようなことはあり得ないですよね。基地を少なくしてどうするんですかと。
 というと、今や、やはり肉弾戦ではなくてロケット、中国もロケット軍というのをつくりましたけれども、ロケットあるいはミサイルというものがやはりこれから日中の間にしてもあるいは米中の間にしても主流を占めていくんではないかということからいって、沖縄の基地をやはり平和な機関で使えるようにしていった方がいいんではないか。
 だから、沖縄の基地で返還されている部分がありますけど、そこにやはり、国連に対する寄与度からいうと日本は結構高いんですよ。ところが、アジアに国連の主要な機関はほとんどないんです。ほとんど欧米にあるんです。ということからいいまして、できるだけアジアに、その中の中心のところに平和的な国連の機関を誘致する、あるいはそれを日本の国としてもお金の面においても多少の支援をしていくというような方向にやはり日本も動いていったらどうなんだというふうに思って、私はその沖縄の人ともちょっとお話をしたわけでありますが、政治としてもそういう方向に少しかじを切っていくような時期に来ているのではないかというふうに思っております。

発言情報

speech_id: 119314305X00120170208_036

発言者: 丹羽宇一郎

speaker_id: 21860

日付: 2017-02-08

院: 参議院

会議名: 国際経済・外交に関する調査会