日比野克彦の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○参考人(日比野克彦君) ありがとうございます。
一つ、TURNプロジェクトで気を付けているというかこだわっていることは、いわゆる結果だけの物に目が行くんじゃなくて、そのプロセスであったりその行為であったり、障害を持った人の日常の時間の過ごし方も含めて接する時間というか、接することをすることによって新しい価値観をそこで、自分の中になかった価値観を見付ける糸口がそこにあるような、そういう仕掛けをしていきたいなと思っています。
なので、成果物として物が商品とかそういう何とかチャリティーバザールとか何かで出るのではなくて、先ほどもちょっと途中で言いましたけれども、浜松にあるレッツという施設では、もう本当に障害を持った人たちが、それ就労施設なんですけれども、ぱっと見ると何もやっていないというか普通に過ごしているだけなんですね。で、がらがらがらっと入っていくと、すごく人好きで話しかけてくる人がいる、もうどこから来たの、何とかから来たよみたい、それですぐ抱き付いてくる。それをその人の仕事だというふうにみなしているというTURN的な価値観がそこにはあるんですね。階段が好きな人がいて、階段を一日中ゆっくり、時間を、上ったり下りたり上ったり下りたりしている。それをその人の表現行為だとしてみなしているという。
また、草間さんというのは今新国立美術館でもすごい大きな展覧会をやっていますけれども、草間さんも、やっぱり結果の作品だけじゃなくて、あの姿であったりとか、本当に一日中お年召しても描いている姿というものを含めて僕らは結果のアート作品を見ていますので、やっぱりその行為というものも接しられるような見せ方をしていくことによって、我々は、より人間の多様性とかを体感できること、それを提供してくれた施設なり人に対して対価費用を払うということによって収入になっていくことになるのではないかなと考えています。