野村一路の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○参考人(野村一路君) ありがとうございます。
やはりこれまでのスポーツの在り方が、スポーツに人を合わせるというやり方で振興してきたという部分が非常に根強いと思います。スポーツありきなんですね。人に合わせて、何をこの人はやったらいいのかというのを考えるという、そうした基本的な考え方に欠けていたというふうに、日本のスポーツの振興の仕方があったと思います。それがいまだに解消されていないがために、何か一つの、例えば高齢者だったらゲートボールというふうにもう決めて掛かるような、もうスポーツにその対象者を合わせてしまうと、こういうようなことがずっと進んできたわけで、今ここに来てやはり皆さんに考えていただきたいのは、その対象者に何が合うのかというのを考えるというのが基本的なスタンスなんだということをやはり皆さんに理解していただきたい。
ですので、ボッチャというのは誰でもできるからみんなに合うんだという意味で皆さんに広がっているわけです。それはボッチャだけではないわけですね。バレーボールであっても、誰でもができるからこれほど歴史的に長いこと続いているわけで、そうしたことを振興していくためにどういうシステムをつくればいいのかというのをしっかりと考えていく必要があろうかと思いますし、何よりもスポーツ以前の問題として、皆、障害があろうともしっかりとした自立した生活を送るためには最低限の体力が必要なわけです。その部分をなしにスポーツを語ることはできないと思うんですね。そこは、今厚生労働省でやっている健康日本21というところでしっかりと健康を確保するという、そこをしっかりとやっていかなければならないというふうに思っています。いきなりスポーツというわけではなくて、まず健康な体づくりというところから考えていくということが必要だと思います。